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2013.8.13

背筋を伸ばす

池谷裕二氏の心に響く言葉より…

「腰骨を立てる」という言葉があります。

椅子に背をもたれかけることなく、背筋をピンと伸ばして座る。

姿勢を正すと、なぜか不思議と気分がよいものです。

日本では柔道、弓道や茶道のように「○○道」と呼ばれる伝統が存在します。

こうした「道」に共通して強調されることは「姿勢」です。

マドリッド自治州大学の心理学者ブリニョール博士らの実験データを紹介しましょう。

博士らは71人の大学生を募(つの)って、姿勢が自己評価に与える影響を調べました。

実験は至ってシンプルです。

学生達にアンケートを採ります。

「将来仕事をするにあたって、自分の良いところと悪いところを書き出してください」と問うものです。

これを背筋を伸ばして座った姿勢、あるいは、猫のように背中を丸めて座った姿勢で、それぞれ書き出してもらいました。

すると、背筋を伸ばした姿勢で書いた内容については、丸めた姿勢で書いた内容よりも、確信度が高いことがわかりました。

つまり、自分の書いたことについて「確かにそう思う」と、より強く信じているわけです。

ちなみに、書かれる内容やリストアップされた項目数については、どちらの姿勢でも差がありませんでした。

つまり姿勢を正すことは、自己評価の内容そのものではなく、自分の出した答案にどれほど自信を持っているかという度合いが変化するわけです。

『脳には妙なクセがある』扶桑社


哲学者の森信三先生は、立腰教育についてこう語る。

「人間は心身相即的存在ゆえ、性根を確かなものにしようと思えば、まず躰から押さえてかからねばならぬ。

それゆえ二六時中、『腰骨を立てる』以外に、真に主体的な人間になるキメ手はない」

そして、立腰とは、「1、腰骨を立て 2、アゴを引き 3、つねに下腹の力を抜かぬこと」。

姿勢は、ほっておくとすぐに乱れてしまう。

人は、意識しないと、どうしても安易な方に流れてしまいやすいからだ。

意思を強く持つには、姿勢を崩さないこと。

背筋を伸ばせば、心もシャンとする。



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