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2013.8.9

ライフイズグッド


ゲイリー・ライアン・ブレア氏の心に響く言葉より…

バートとジョンのジェイコブズ兄弟にとって、「ライフイズグッド(人生はすばらしい)」は単なるスローガン以上のものである。

この言葉には、ボストンの道ばたで細々とTシャツを売る事業を世界的企業にまで発展させた信念が凝縮されている。

1989年、ジェイコブズ兄弟はポンコツの小型バンに乗って東海岸の学生寮でTシャツを売る仕事を始めた。

やる気は満々だったが、ビジネスの知識がなかったために商売はさっぱりうまくいかなかった。

ピーナツバターとゼリーで食いつなぎ、小型バンに寝泊りし、たまにシャワーを浴びる程度の日々がつづいた。

そんなある日、ふと目にした自宅アパートの壁の落書きが、ジェイコブ兄弟の人生を変えるアイデアにつながる。

手足と胴体が棒線で、顔が円で描かれた男が満面の笑みを浮かべ、その下に「人生はすばらしい」と殴り書きされていたのだ。

彼らが「ジェイク」と名づけた男がにこにこしている絵はあまりにも単純だったが、ジェイコブズ兄弟の信念を余すところなく表現していた。

さっそく、ジェイクの絵をプリントした48枚のシャツを小さなテーブルの上に並べて売り出したところ、たちまち売り切れた。

まもなく、ジェイクの楽観主義を象徴する「人生はすばらしい」という素朴なメッセージは、驚異的な大ブームを巻き起こした。

現在、ライフイズグッド社は年商1億ドルを超える大企業にまで成長したが、その理念は当初の楽観主義のまま変わらない。

ジェイコブズ兄弟はいい意味での楽観主義を貫き、人々が未来に対して楽観的になるのを手伝えば、自分たちの成功につながることを確信している。

『最高の人生を手に入れる習慣』かんき出版


「悲観主義は気分のものであり、 楽観主義は意志のものである。

およそ成り行きにまかせる人間は 気分が滅入りがちなものだ」

(アラン・「幸福論」) 

自分に主体性がない人は、まわりの意見や雰囲気に流されやすい。

嫌なことや悲しいことがあれば、必要以上に落ち込んでしまう。

その習慣が身についてしまった人が、悲観主義者。

辛いことや、嫌なことがあっても、明るく振る舞うには、状況に流されない強い意志が必要だ。

困難な状況にあっても、へこたれずに挑戦する。

その習慣が身についている人が、楽観主義者。

楽観主義者はピンチの中にチャンスを見つけるが、悲観主義者はチャンスの中にピンチを見つける。

「ライフイズグッド」

魅力的な人は、いつも明るく楽観的だ。



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