2013.8.8 |
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勝手に上方修正
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千田琢哉氏の心に響く言葉より…
ノルマを与えられると、どうしてあんなに苦しいのだろう。
他人から強制されることを人はとても嫌うからだ。
ノルマに限らず、他人から自分の目標を強制されるのは、牢獄に閉じ込められるようなものだからだ。
とはいえ、ノルマが与えられるのは仕方がない。
では、ノルマとはどうやって付き合っていけばいいのだろうか。
ノルマとはどう付き合えば、牢獄に閉じ込められたことにならないだろうか。
それは、自分でノルマを修正してしまうことだ。
もちろん勝手にノルマの下方修正をすれば、即刻リストラ対象になってしまう。
だが、上方修正なら誰からも文句を言われることはない。
これは冗談で言っているのではなく、自分で上方修正したほうがノルマは楽しくなるのだ。
今月100万の売上ノルマを与えられたとしたら、自分で勝手に200万や300万に上方修正してしまうのだ。
100万を目指しているということは、最大で100万ということだから、心の中では80万や90万でも仕方がないと勝手に下方修正しているのだ。
最初から200万や300万を目指していれば、根本的に言動が変わる。
試してみればわかるが、100万を目指すより200万を目指すほうが楽しい。
『たった2分で、自分を磨く』Gakken
どんな状況になっても、それを面白がることができる人は、ゲームのように楽しむことができる。
たとえば、暇でサービスの悪い食堂に入ってしまったとき、それを面白がって、「もう1回行こう」、などと言える人。
店に入って、最初から最後まで不機嫌な顔して文句を言う人と、ニコニコと大笑いしながら楽しむ人と、どちらが魅力的か。
ノルマに限らず、この浮世には、どうしてもやらなければならないこと、決まってしまって変えられないこと、は多くある。
だが、幕末の高杉晋作の言葉のように、面白くないことを、面白くするのは自分の心一つ。
何事も、人からやらされていると感じている人は、言い訳と愚痴と文句の人生を生きるしかない。
自らを苦しい状況に追い込む人、ノルマを勝手に上方修正できる人は、どんなときでも自分の人生を楽しめる人。
たとえ逆境であろうと、「この今」を楽しめる人は魅力的だ。 |
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