2013.6.25 |
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一緒に暗くなってはいけない
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アラン・コーエン氏の心に響く言葉より…
長年、ワークショップをやっていると、ひどい話もたくさん耳にします。
児童虐待、レイプ、殺人、自殺、戦争、悪魔崇拝…。
瞑想中に大声で叫びだす人もいました。
まるでホラー映画のようです。
私はそういった恐れに同化することを選びません。
「あー、叫んでいるんですね」と、過ぎ去っていく映画の一コマのようにとらえます。
私に同情心が欠如しているわけではありません。
どれだけ大変だったことか、想像できます。
でも、私まで苦しんではいられないのです。
私まで一緒になって苦しむと、二人とも苦しみから抜け出せません。
川で溺れている人を見つけたら、自分も川に入って一緒に溺れるのではなく、岸から手を差し伸べてあげるのです。
世間は暗いニュースばかりだといって、あなたまで暗くなることはありません。
あなたが豊かな人生を送っていれば、他の人も豊かになれます。
新聞やテレビ、職場の愚痴に同調しないでください。
豊かな宇宙に生きていることを思い出すのです。
隣の人がマイナス思考でもあなたはプラス思考を貫き、実践するのです。
日々のニュースは過ぎ去っていきますが、豊かな気持ちはいつまでも残ります。
『魂の声に気づいたら、もう人生に迷わない』徳間書店
同情という言葉を、相手と一緒になってヘトヘトに苦しみ悩む、というような意味で使う人がいる。
「あなたはちっとも私に同情してくれない、冷たい」、と言うような人のことだ。
相手と一緒に落ち込み、暗くなっても、相手を助けることはできない。
そして、人の愚痴や、泣き言、不平不満、悪口、文句に同調しても、相手の状態は一つもよくはならない。
逆に、自分の運が悪くなり、品性や品格が下がるだけ。
同調し共感すべきは、相手の幸せや喜び。
「心中常に喜神を含む」(安岡正篤)
喜神とは、歓喜の心であり、感謝する心。
たとえまわりがどうあろうと、常に、心の底に喜神を含むこと。
プラスの言葉を使い、周囲を明るくする人でありたい。 |
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