2013.6.22 |
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一道を行く者
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今西恭晟氏の心に響く言葉より…
「一道を行く者は孤独だ
だが前から呼んで下さる方があり
後ろから押して下さる方がある」 (坂村真民)
一道とは、道を定めて、その初志を曲げないで進んで行くことです。
どんな困難に遭遇しても、横道や別の道に逸(そ)れないこと。
志が緩むと、道は二本にも三本にも分かれ、その行き着くところは、初志とは別のところでしょう。
一道を行く者の孤独は、宿命なのかもしれません。
…道の途上で躓(つまず)いたとき、誰かの導きや応援の手がある。
なんと救われることでしょうか。
孤独だと思っていたのが、見てくれる人がいたのです。
まさに初志を貫こうとすると不思議なことが起こります。
『魂に響く108の言葉』プロセスコンサルティング
四国八十八箇所の霊場めぐりのお遍路(へんろ)さんたちの傘には、「同行二人(どうぎょうににん)」という言葉が書かれている。
お遍路さんは一人ではなく、いつも空海(弘法大師)さんがついて一緒に歩いてくれる、ということだ。
損得や効率をかえりみず、ただひたすら真っ直ぐに一道を歩む人は、誰かが見ていてくれる。
たとえ誰も見ていなくても、お天道様が見ている。
「前から呼んで下さる方があり、後ろから押して下さる方がある」
我々は、目に見えない大きな力に支えられ、助けられている。
己の一道をまっすぐに歩みたい。 |
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