2013.6.19 |
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相手にとって大切なイベント
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C.E.ローリンズ氏の心に響く言葉より…
『相手にとって大切なイベントに出席する』
近々、子どもが晴れの初舞台を踏むとか、スポーツの試合に出る予定はあるだろうか。
あるいは、配偶者が地域振興で表彰されたり、親戚の夫婦が金婚式を迎えたり、近所の人が退職記念パーティを催したりする予定はあるだろうか。
本人以外の人にとってはそれほど意味がなくても、脚光を浴びる本人にとっては重要な意味を持つイベントが、数多く存在する。
だから相手に敬意を表して、それに注目することが重要だ。
自分の思い出を振り返ってみよう。
初めてピアノの発表会に参加したとき、どう感じたか。
あるいは、初めてユニフォームを着て大勢の人の前で試合に出たときはどうだったか。
そのとき、励みになったのは何だったか?
自分の愛している人たちがわざわざ会場にまで足を運んで、「がんばれ」と応援したり「素晴らしい」と賞賛してくれたとしたら、それが何よりの励みになったはずだ。
多くの場合、子どもは自分がうまく演奏できたかとか試合に勝ったということをあまり覚えていない。
はっきり覚えているのは、誰が来てくれたかということだ。
同じことが大人にもあてはまる。
相手のために時間を割いてそこまで行くことが重要なのだ。
そうすることで、あなたの気遣いが伝わる。
場合によっては、多忙な日程を調整する必要がある。
たとえば、最終便に乗るために大急ぎで空港に行く、前の予約をキャンセルする、会議を欠席する、などなど。
それは、自分の事情よりも相手の喜びを優先することを意味する。
だからこそ、あなたが忙しい合間を縫って来てくれたことが、相手にとっては励みになるのだ。
それはまさに利他的な愛の行為である。
『励ます技術』ディスカヴァー
小林正観さんは、「頼まれごとの人生」を歩みなさい、という。
「頼まれごと」とは、頼まれたことをして人に喜んでもらうこと。
単なる人数合せの頼まれごとは断ってもいいが、それ以外の頼まれごとは進んで引き受けていると、いつか自然に運が向いてくる。
頼まれごとをことごとく断る人は、自分のことしか考えていない利己的な人。
そのくせ、人には平気で頼みごとをして、相手がそれをやらなかったら怨みに思うような人。
そんな自分勝手な人に運が向くはずがない。
相手にとって大切なイベントに招待されることは、大事な頼まれごと。
人を喜ばせる、「頼まれごとの人生」を歩みたい。 |
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