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2013.6.11

批判されやすい人

ジョン・C・マクスウェル氏の心に響く言葉より…

批判の対象になりやすいタイプが二つある。

1つは「人の上に立つ人」、もう1つは「社会に変化をもたらす人」である。

アリストテレスはこんな言葉を残している。

「批判はその気になれば容易に避けられる。

何も言わず、何もせず、何者にもならないことだ」

部下を持ったり、責任のある地位についたりしたら、「批判はつきもの」だと思ったほうがいい。

集団から抜け出せば、当然、注目が集まり、やっかむ者が必ず出てくる。

ある程度の批判は避けられないと肝に銘じることだ。

つまり、「出る杭は打たれる」ことを覚悟しなければならないのである。

「社会に変化をもらたそうとする人」も、批判の対象になりやすい。

彼らは世の中にプラスの変化をもたらす場合が多いが、人々は新奇なものや変革を嫌う傾向があるため、批判されるのである。

アメリカで南北戦争が起こる以前に、イギリスで奴隷解放に尽力したウィリアム・ウィルバーフォースという人がいる。

彼は、奴隷商人など、奴隷制の恩恵を受けていた既得権益者から、さまざまな誹謗(ひぼう)中傷を受けた。

彼が妻に暴力をふるっているという噂も流されたりして、人格や品性を20年にわたって攻撃されたが、それでも彼は意志を貫いた。

また、リンカーンはおそらく、アメリカで最も愛された大統領と言っていいだろう。

その一方で、最も批判された大統領でもあった。

「人民の、人民による、人民のための政治」という一節でアメリカ史に特別な位置を占めるゲティスバーグ演説の翌日、『シカゴ・タイムズ』はこんな批判を展開している。

「海外の有識者にアメリカ大統領として知られている人物の口から、あのように単調でくだらない言葉が出てきたことに、国民全員が恥じ入ったのではないか」

だが、この批判が間違っていたことは、歴史が証明している。

『「人を動かす人」になるために知っておくべきこと』三笠書房


ハリウッドスターとなったコメディアン、ウィル・ロジャースは、こう語っている。

「批判するのはたやすい。間違いを見つけるのは簡単だが、解決法を見い出すにはそれなりの見識がいる」 (同書より)

何の解決策も示さずに、簡単に批判を繰り返す人は、ただの評論家だ。

行動するリーダーや何かを変革しようとしている人は、批判されやすい。

そこに既得権益者がいるからだ。

世の中には二つの姿勢の人しかいない。

1つは現状維持の姿勢の人であり、もう1つは現状打破の姿勢の人。

しかし、歴史が証明するように、現状維持の姿勢の人はいつか必ず、世の流れから置いていかれる。

時代は変化し続けるからだ。

逆にいうなら、批判されやすい人は、真のリーダーか、世を変革しようとしている人、だということ。

批判を恐れずに、自ら変化し続ける人でありたい。



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