ご注文はこちらから


パクチーのサプリメント・パクチーエナジーゴールド(コリアンダーのサプリメント)
トップページ製品紹介特長・成分会社案内特商法に関する表記買い物カゴよくある質問人の心に灯をともす


2013.5.22

自由闊達に生きる

小林吉弥氏の心に響く言葉より…

「“能ある鷹(たか)は爪を隠す”なんていうのは、オレは嫌いだよ。自分に能力があったら、遠慮せずにどんどん出せばいい」

先日亡くなった本田技研工業の総帥・本田宗一郎は、集団よりむしろ社員一人一人の働きに期待、社員すべてに「仲間感覚」を持つことで、ついには最後発メーカーながら「F1」を制するような技術世界一の会社をつくりあげた。

本田はなんとも、自由闊達(かったつ)に生き抜いた男であった。

「惚れて通えば、千里も一里」などと口にし、好きな仕事(技術の探求)にのめり込み、一方で酒とオンナを愛した。

言うならば、仕事と遊びをマッチさせた「人生の達人」と言ってよかった。

「元祖カミナリ族」「永遠の不良少年」「異色の人」「アプレ事業家」とさまざまなニックネーム、形容詞をつけられ、お堅いというか、頭が固いというべきか、財界主流あたりからは“奇人”、“変人”視して見られた部分もある。

とにかく「型破り」な経営者だったのだ。

「本田の赤シャツ」はつとに有名で、真っ赤なシャツにジャケットというイデタチで高級料亭に現れ、かつて松下幸之助がホンダの工場を視察した際、赤シャツを着た初老の男が精力的に動いているのを見つけ、「あのオジサンは元気な社員ですね」と、この偉大な経営者を“アプレ社員”と見間違えたこともある。

なんとも、「ユーモア人」だったと言ってもいいのである。

本田は言った。

「赤シャツが派手か。

なら、金魚はどうする」

その本田にも、「世界一のベンチャー経営」と言われるまで、もとより血の出るようなションベン、さまざまな挫折、企業危機を経験している。

あと数分で不渡り(手形)必至、従業員を怒鳴りつけたことにより8割が退社してしまった会社の創業期、人気商品の売上急降下、欠陥車問題といった具合だったが、本田は「うちの会社が誇れるのは追求心があることだ」を経営者としてのバックグラウンドにし、つねにその具現をもって乗り切ってきた。

そして、それは経営者、全従業員の「仲間感覚」によるところが大きかった。

部下を叱るとき、松下幸之助は「理」をもって大いに叱った。

本田は豪快に叱った。

そのあとで、豪快に笑い飛ばすのがつねだった。

『人を動かす、人を活かす』光文社


仲間感覚とは、スポーツのチームのような、勝利に向って一丸となる仲間意識のことで、遊び仲間のなかよしクラブのことでは決してない。

仲間意識が強まれば、チームへの帰属意識も強くなり、勝利へのベクトルが一つになる。

出る杭は打たれるが、杭も出すぎたら打たれることはない。

一途に一心に一つのことに狂ったように打ち込む人は、ある限界を突破したときに一段飛びぬけた存在となる。

まさに、本田宗一郎がそうであった。

遊びも仕事も自由自在。

自由闊達なる人生をおくれたら最高だ。



人の心に灯をともす 一覧へ戻る