2013.5.3 |
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自分を嫌う人がいたら
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ジェリー・ミンチントン氏の心に響く言葉より…
大きな書店で面白い本を探しているとしよう。
伝記には興味がない。
児童書は何年も前に卒業した、犯罪ドキュメンタリーは怖いので敬遠する。
コーナーからコーナーへと移動すると、いろいろな本があることに気づく。
興味のある本もあれば、興味のない本もある。
冒険小説のコーナーを通り過ぎると、推理小説のコーナーがあった。
これだ!あなたは数分以内に一冊の本を選び、それを買って帰宅した。
ところで、なぜこんなに多くの種類の本があるのだろうか?
それだけ多くの種類の読者がいるからだ。
その点で人間は本に似ている。
退屈な人、不愉快な人、自分とかけ離れている人、自分とぴったり合う人など、さまざまだ。
人々の多様性を考えると、好きになれない人がいるのは仕方がない。
あなたを嫌っている人がいるのは当然なのだ。
では、あなたは、あなたを嫌っている人にどう対応すべきだろうか?
自分に危害が及ばないかぎり、何もする必要がない。
誰かがあなたを嫌っているからといって、あなたに問題があるわけではない。
自分の性格の一面を変えて好かれようとする人もいるが、よほど問題のある性格でないかぎり、そんなことをする必要はない。
もし他の人たちから嫌われている自分の側面をすべて変えようとすると、一人ひとりの好みはすべて違っているのだから、とてつもない作業に取りかかることになるだろう。
『うまくいっている人の考え方』ディスカヴァー
誰だって人から嫌われたくない。
しかし、どんなに徳が高い人であろうと、世のため人のために尽くす篤志家であろうと、その人を嫌う人はいる。
それが分かっているのに、人から嫌われたり非難されれば傷ついてしまうのが人間だ。
人を変えることはできない、というのは永遠の真理だ。
そして、自分を変えるしかない、というのも同じく真理。
もし、自分のことを嫌う人がいたら、書店の書棚を思い出すことだ。
好きな本もあれば、嫌いな本もある。
自分に危害が及ばないかぎり…
たとえ、嫌う人がいたとしても、何もする必要はない。 |
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