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2013.4.25

インターネットと心の琴線

楽天の創業者、三木谷浩史氏の心に響く言葉より…

インターネットの本質的な機能は、人類の知識と情報を連結することにある。

インターネットが出現する以前にも、人間はもちろんそのための道具を持っていた。

言語であり、文字である。

人間は言葉という道具を媒介にして、知識や情報を共有してきた。

この能力があったからこそ、人間と言う非力な動物が、他の動物を圧倒して地球に君臨することができたのだ。

手紙や書物、さらには通信という“技術”が、この知識や情報の共有をさらに緻密(ちみつ)で広範なものにした。

インターネットという発明が、その延長にあることはいうまでもない。

ただし、知識と情報を共有する“技術”という意味において、インターネットはそれ以前の発明とは次元の違うレベルにある。

少なくとも理論的には、空間的な制約に阻まれることなく、人類のすべての知識と情報を連結することが可能なテクノロジーだからだ。

これは恐るべきことだ。

SF的な表現をするなら、インターネットに接続するということは、一人の人間が人類全体の脳とアクセスするということでもある。

もっとも、膨大な情報を連結するだけでは、何の意味もない。

情報はデータベース化し、インデックス化しなければ、積み上げたゴミの山よりも無意味だ。

干し草の山から一本の針を探すという喩(たと)えがあるけれど、インターネット上に存在する何億という情報源の中から一本の針、つまり必要な情報を瞬時に探し出すテクノロジーがなければ、インターネットの価値は半減する。

この意味において、グーグルの果たした役割は大きい。

その他の検索エンジンの開発者には申し訳ないけれど、グーグルが存在しなかったら、インターネットはこれほど普及しただろうかとすら思う。

けれど、将来的に考えるなら、そういう検索システムは陳腐化すると僕は思っている。

いかに優れた検索エンジンも、機械的なシステムである限り、たとえば電話機や洗濯機と同種の、日常用品と化してしまうはずだ。

グーグルが高く評価されるのは、人類が発明した最初の自動車のようなものだからだ。

現時点ではグーグルほど高性能の自動車が存在していないというだけの話で、同じ性能をもった自動車が発明されれば、グーグルの優位性が相対的に低下することは明らかだ。

それがテクノロジーの限界で、つまり便利な道具であればあるほど、遅かれ早かれ模倣され、埋没する運命にある。

テクノロジーがどれだけ進歩しようと、人を惹(ひ)きつけるのは人間味のある、人間的なサービスなのだ。

僕はこの有機的な、人間的なサービスこそが、インターネット・ビジネスの鍵だと考えている。

急速に進歩するテクノロジーに目を奪われて忘れてしまいがちだけど、そういう時代だからこそ、テクノロジーだけでは競争に勝てないこと、テクノロジーだけでは自らを差別化できないということを、深く心に刻んでおくべきだ。

どんな時代であろうと、人の心の琴線に触れることなくして、ビジネスの成功はあり得ないのだ。

『成功の法則 92ヶ条』幻冬舎


現在それがどんなにすぐれたテクノロジーであろうと、いつかはそれを越えるテクノロジーが現れる。

それが人類の歴史だからだ。

今、我々が絶対だと思っている常識も、それは絶対ではない、ということ。

自動車も、飛行機も、インターネットも、政治形態も、いつかは変わり、進化していく。

だがしかし、どんなに時代が変わろうと、変わらないものがある。

それは、人間の好き嫌いといった感情や、思いやりや情という心の有り様(よう)。

いくら優れた技術であろうと、自分に得なことであっても、それが「嫌い」だったら人はテコでも動かない。

「人の心の琴線に触れることなくして、ビジネスの成功はあり得ない」

どんなに時代が進もうが、人に好かれ、情に厚い人でありたい。



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