2013.4.16 |
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言葉はすべて自分に返ってくる
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医学博士、佐藤富雄氏の心に響く言葉より…
ほめ言葉というものは、口にするだけで気分が高揚してきます。
その反対に、悪口は言えば言うほど気分が滅入ってくるものです。
悪口をさんざん言ったあとで、あたかも悪口を言われた人のような気持になり、重苦しい嫌悪感を抱いてしまうことがよくあるでしょう。
それもこれも、自律神経が言葉の内容をそっくりそのまま、話者にフィードバックするからです。
つまり、言葉はすべて自分に返ってくるのです。
誰かを「きれいだ」とほめると、言った本人がきれいになっていけるという不思議な現象が起こりえるのです。
直接その当人に向ってほめるのはもちろん、当人のいないところで別の人に話すことでも効果があります。
「今日のそのブラウス、すごくいい色だね」
「○○ちゃんはいつ見てもきれいだなあ」
「あの人は本当にセンスがいい」
こういうほめ言葉が脳に栄養を与え、思考パターンが柔軟になっていきます。
そして、顔の表情も柔らかくなります。
これは、意識の変化が引き金となって引き起こされる生化学反応のひとつです。
自律神経は、言葉における自他の人称を解しません。
自分のことを語っていても、誰かほかの人について話していても、すべては言葉を発した当人のこととして受けとめます。
そして、自分の発した言葉を意識のなかに取り入れ、自分の姿や人生に反映させるようなシステムを持っています。
『脳から若返る「ときめき」の魔力』KKベストセラーズ
誰かを、感情にまかせて怒ってしまったときは、後で苦い気持ちがわき起こってくることが多い。
それは、人を怒っているつもりが、自分を怒っているのと同じ状況になるからだ。
自分の口に一番近い耳は、他人の耳ではなく自分の耳。
だから、自分の吐いた言葉は、自分が一番よく聞いている。
人に…
「きれいだね」と言えば、自分がどんどん「きれい」になる。
「やさしいね」と言えば、自分がどんどん「やさしく」なる。
「勇気があるね」と言えば、自分にどんどん「勇気」がわいてくる。
人をほめることは、自分をほめているのと同じ。
「言葉はすべて自分に返ってくる」
人を、ほめて、ほめて、ほめまくりたい。 |
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