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2013.3.22

心と体は別

斎藤一人さんの心に響く言葉より…

何をするんでも波動が、ムードが重要だな。

だから、ヘンな話、病人は病人らしくしちゃうから長引くの。

ホントだよ。

病人らしいムードが、病が長引く原因の一つだから、ムードをなんとかすりゃいいだよ。

「末期がんです」って、医者に言われてた人がいたの。

その人、他のがん患者さんみたいに、一日中、ベッドに横たわっていなかった。

毎日毎日、病院のまわりを胸を張って歩いてたんだって。

そしたら、治っちゃったんだよ。

ホントなんだよ。

だから、病気ってね。

気持がマイったりしちゃうとダメな。

前にオレが入院してたときも、ただの点滴だとつまんないから、オレ、

「先生、この点滴だと元気、出ないから、うなぎ入れて」

とかって、ジョークを言うんだよな。

そうすると、向こうもなれてきて、

「斎藤さん、今日はスッポンが入ってっからね」

とかって言うのね(笑)。

そうやってジョークでも言って笑っていると、たいがいは治っちゃうね(笑)。

やっぱり、病人は病人らしくしちゃダメだね。

オレが入院してたとき、看護師さんとか先生が相談に来るの。

患者のオレが相談にのってて「元気、出そうよ」とかって(笑)。

それで、オレが退院するっていうと、「さみしー」って、泣くんだよ、向こうの先生が(笑)。

それでさ、心と体は一つのものだ、っていうじゃない。

だけど、心と体は別なんだよ。

「病気」っていうのは、「病を気にする」って。

病に「気」がつくんだよ。

体が病んだことを気にして、心も病んじゃって病気になるんだよね。

だから、ほとんどの病人は、病に気がくっついた、病気もちなんだけど。

オレなんかの場合、ちっちゃいときから病弱だったけど、心が病んだことは1回もないの。

そうすると必ずね、心に体がついてきて、治っちゃう。

だから、病から「気」を離しちゃえばいい。

体は病んでも心は体の病を気にしなけりゃいいだよな。

だから、病になったら、できるだけ、楽しくなることを考えるの。

考え方を変える、とは、そいういうことをいうんで。

それを、「わたしのどこが悪いんでしょう」って。

あなたの、その暗い考えが悪いんだよ、って(笑)。

『これまでしたことのない話』(斎藤一人&枡岡はなゑ)サンマーク出版


中村天風師はこう語った。

「たとえ身に病があっても、心まで病(や)ますまい。

たとえ運命に非なるものがあっても、心まで悩ますまい」

だからこそ、

「どんな場合にも『こまった』、『弱った』、『情けない』、『腹がたつ』、『助けてくれ』なんていう消極的な言葉を、絶対に口にしないことです」、と。

心は、発する言葉に大きく左右される。

そして、雰囲気や気分といったムードに影響をうける。

たとえ、どんなにひどい状況になろうと、明るい言葉を発し、楽しいことを考える人でありたい。



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