2013.2.26 |
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病気が早く治る人
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斎藤一人さんの心に響く言葉より…
「病気が早く治る人」と「なかなか治らない人」の違いって、何だと思う?
それはね、人から体調を聞かれたとき、どう答えるかなんだよ。
例えば、ある病院に、二人のおばあさんが入院しているとするよね。
二人とも、同じ病気を患っていて、病気の進行具合も同じなんだよ。
お見舞いの人が、「あばあさん、体調はどうですか?」って聞いたとき、一人のおばあさんは笑顔でこう答えたの。
「おかげさまで、昨日よりだいぶ良くなりました」
もうひとりのおばあさんは、顔をしかめて、こう答えたんだよ。
「お腹の痛みは治まったんだけど、まだ腰が痛くてね…。
これ、いつになったら、良くなるのかしらね?」
この二人のおばあさんは、どちらが早く治ったと思う?
「おかげさまで、だいぶ良くなりました」って答えたおばあさんの方が、治るスピードがずっと早いんだよ。
病気が良くならない人の特徴って、「まだ、ここが…」って答えるの。
自分の体調がいちばん良かったころと比べて、「あそこが痛い…」「ここが痛い…」って、痛いところを探しては、ずーっと言っているんだよ。
痛い痛い…って言ってる方もイヤだけど、聞いてる周りの人もつらいよね。
いくら自分が痛くても、人の気持を暗くするようなことばかっかり言っている人って、天が味方してくれないよ。
天が応援してくれるのは、治ったところを見つけて感謝して、「おかげさまで」って言える人なんだよ。
「おかげさまで」という言葉は、漢字にすると「お陰さまで」になるよね。
これって、「陰で動いたすべての力に感謝する」っていう意味なの。
いま自分が生きているその裏で、たくさんの人の力が働いているから、生きていられるんだよね。
『斎藤一人 人生がつらくなったときに読む本』(柴崎博文)KKロングセラーズ
どんなにつらい状況にあっても、そこから「いいこと」を見つけ出せる人は、格段に早く「つらい世界」から抜け出すことができる。
「悪いこと」「嫌なこと」を探し、<愚痴や不平不満、泣き言>、を言えば言うほど、「つらい世界」にどっぷりはまる。
そして、まわりに不幸を拡散する。
暗い話で人の気持を冷やすのか、明るい話で人の気持をあたたかくするのか。
どちらに焦点(しょうてん)をあてるかで、人の生き方は全く変わってくる。
「いいこと」を見つけるのが上手な人は、「お陰さま」と、どんなことにも感謝できる謙虚な心を持っている。
「お陰さま」の人生を歩みたい。 |
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