2013.2.18 |
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チャンスは少数派にあり
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森吉弘氏の心に響く言葉より…
既に周知となっているもの、トレンドになっているものを調べたって、あまり意味がないです。
ビジネスチャンスは、むしろ少数派にあるんです。
どんなに大きく成功したビジネスだって、最初は小さかったはず。
全部、小さいところから、大きくなっているわけです。
もちろん、その全てがヒットするわけではありませんが、数ある少数派の中から、いくつかが世の中のトレンドになっていく。
それが、世の中の仕組みです。
5人中3人がやっていることに目を向けるのではなく、5人中1人がやっていることに目を向けるべき。
それは将来的に面白くなる可能性を秘めています。
例えば、高校野球の甲子園常連校として有名な明徳義塾高校の吉田校長。
モンゴルからはじめて高校生を連れてきた人で、吉田校長も、多数派と同じことをやるのが嫌いな人なんです。
他の私立高校がやっているようなことをやったら、自分の高校は潰れると。
他ではしないことを導入して、みんなに知ってもらうんだと。
常にそう考えているんです。
現在のモンゴル出身の力士の活躍は、もう説明するまでもないですよね。
あと、もうひとつ私が学んだこと。
それは「周遅れはトレンドになる」ということ。
明徳義塾高校は、全員寮生活。
今時それをやっている学校なんて他になかった。
それが、気がつけばトレンドになってしまったんです。
時代遅れだったはずの寮生活が、周回遅れになって、時代の最先端となったのです。
世間を物差しにして、進んでいるとか、遅れているとか、そんなことは、どうでもいいことなんです。
いいと思ったことはやり続ける。
やってないことは、案外簡単に見つけられるんですよ。
大変なのは、それを実行するパワーです。
『ライバルに差をつける半径5m活用思考』フォレスト出版
トレンドやブームは、一般の多くの人が知るようになった時点で、もうピークに差し掛かっていると言ってよい。
「塩麹(こうじ)」や、「食べるラー油」がマスコミで騒がれはじめてから、始めても遅いのだ。
大事なことは、人がまだ目をつけていないことや、誰も見向きもしないようなことに取り組むこと。
それは、「人のやらないことをやる」ことであり、「人がやりたがらないことをやる」ことでもある。
「チャンスは少数派にあり」
少数派であることを恐れない人でありたい。 |
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