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2013.2.16

モノマネではなく挑戦を

イトーヨーカドーグループCEO、鈴木敏文氏の心に響く言葉より…

日本の小売業でも飲食業でも、物事を自分で考えずに、モノマネしたがるという傾向がいまでも続いています。

いってみれば、自分で考える力がないから、モノマネをしたがるのです。

いまは亡きソニーの盛田昭夫さんの言葉に「挑戦と努力」があります。

ソニーが他の日本の家電メーカーと違って、あれだけ世界に向って飛躍できたのは、挑戦があったからです。

他の企業の多くは、モノマネ型だったのに対して、ソニーはそれをしていませんでした。

昔のように、同じ柳の下に二匹目、三匹目のドジョウがいたときには、モノマネ型でも通用しました。

しかし、いまは他人がやっていない新しいことに挑戦し続けなければ、成長しません。

新しいことに挑戦するのは、相当な努力が必要になります。

リスクがあっても、常に昨日のやり方とは違うことに、挑戦し続けなければならないからです。

結果として、失敗したとしても、本人および組織にとって、よい勉強になります。

前向きな仕事として行なったことに対して、決して責めてはいけません。

責任を負わせ、責めていたら、前向きの挑戦は生まれません。

仕事には積極的な姿勢が必要です。

消極的な姿勢では、仕事にはならないのです。

『鈴木敏文 考える原則』日経ビジネス人文庫


「僕たちはエンジニアじゃなくて芸術家なんだ」 (スティーブ・ジョブス)


もし画家が過去の名作をマネして描いたら、それは模写という。

作家だったら、それは盗作。

ビジネスの世界だけ昔からモノマネが横行していたが、現代はモノマネでは食べてはいけない時代となった。

変化のスピードが激しくなり、一番手の本物は生き残るが、二番手以下のニセモノはすぐに陳腐化する。

真に革新的な商品とは、「初めて見たけれど、こんなモノが欲しかったんだ!」と人に衝撃を与えるモノ。

人は、人生というキャンバスに、思い思いの絵の具を使って、自分だけの絵を描き続ける芸術家。

モノマネではない、自分独自の人生を歩んでみたい。



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