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2013.2.2

あなたの話を聞いていますよ

話し方研究所の福田健氏の心に響く言葉より…

聞くのは黙ることではない。

話すことである。

ところが、いまだに〈黙って聞いていればよい〉と思っている人がいて、〈話すより聞くほうがラク〉と、心のどこかで呟(つぶや)いている。

「黙って聞いているだけ」では、聞くうちに入らない。

聞くのにも、話し手という相手が目前に存在しているのだ。

聞き手に黙っていられると、話し手はどんな気持になるだろう。

「そうそう、そういうことってあるんだよね」

「あ、それ、私も見た!近頃よくやってるCMでしょ」

などと言葉を返してくれると、ホッとして、次が話しやすくなる。

聞くとは返すことである。

話し手としては、反応が返ってくるから手応えを感じ、次の言葉が浮かんでくるのである。

聞き手の役割は、話し手が話しやすいように聞いて、話を促すことである。

ある課長は、部下の話を聞くのに、目をつむり、腕を組んで聞く癖があった。

「そのほうが、話に集中して聞けるものですからね」

彼はこのように言うのだが、

〈話しにくくて困る〉

というのが部下の本音である。

何度か通って、やっと新規の契約がとれて、喜び勇んで報告に行くと、課長は相変わらず、腕組みをして目を閉じたまま…

「ほめられるとばかり思っていたのに、張り合いをなくしますよね」

上司も部下も、恋人同士も、聞き手になったら、「笑ったり」「頷いたり」「ちょっと楯突いたり」などして、話し手にかかわっていく。

ある知人の娘さんから、会社説明会に参加するときの「話の聞き方」について教えてほしいと言われた。

そこで、

「難しいことなんか何もないよ。

三つだけ実行すれば、それで充分」

と答えた。

明るい表情をつくること。

要所要所で頷くこと。

大切だと思った箇所はメモをとること。

この三つ。

1週間後、その彼女から電話をもらった。

「説明会が終わって、帰りがけに説明をしてくれた人事課長に呼び止められ、『熱心に聞いてくれてありがとう。わが社の試験はぜひ受けて下さいね』と言われました。

びっくりしました」

いかにも嬉しそうな声だった。

大勢の無表情の学生たちの中で、明るくにこやかな表情で頷きながら、時折メモをとって聞く彼女の姿が、人事課長の目にとまったのだ。

聞くという行為は、「あなたの話を聞いていますよ」との発信なのだ。

『人生は「聞く力」で9割変わる』経済界新書


話やすい人と、話にくい人がいる。

話にくい人は、腕や足を組んだり、相槌や頷きがなく、無表情で反応がない人。

反対に、話をしている途中に、メモなど取ってくれたりしたら、飛び上がりたくなるほどうれしい。

頷き、相槌、笑顔、驚きの表情…

あなたの話を聞いていますよ、というサインを出し続けたい。



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