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2013.1.26

なるほど

松下幸之助翁の秘書だった、江口克彦氏の心に響く言葉より…

松下幸之助は、積極的に人にものを尋ね、好んで人の話を聞く人であった。

一緒にテレビを観ていても、「キミは、いまのニュースをどう思うか」「いまの問題について、どう思うか」などいつも質問をされた。

私も聞かれれば、素直に、思うままに返事をする、答える。

「そうか、キミはそう思うか」などと言いつつ、つけ加えて「なるほど」と言うのが常であった。

私だけでなく、誰彼となく質問、というより話しかけ尋ねた。

極端な例で言えば、会社でエレベーターのなかで、たまたま同乗した女子社員にも「あんた、どこの職場や」「機嫌よう仕事してくれているか」などと声をかけたりしていた。

こうだああだ、というよりも、まず人に聞く、人に尋ねる。

それが松下幸之助であった。

歳をとると若い人にお説教する老人が多いらしいが、それがなかった。

いつも熱心に、身を乗り出して聞いてくれるから、こちらも話し甲斐がある。

そうなると、松下から聞かれなくとも、尋ねられなくとも、なにかあれば松下幸之助さんに話そうという気分になる。

興味深いことは、どんな答えをしても否定されることはなかった。

松下への批判も、「なるほど」と聞くほどであった。

だから、誰もが競うように松下に話を持ってきた。

「松下さん、こういう話がありますよ」

「アメリカに行ってきましたが、こういうことがありました」

「某政治家と話をしましたが、こう言ってましたよ」

など、松下が求めなくとも多くの人が、松下幸之助のところに情報を持ってきた。

松下は、ほとんど学校教育を受けていない。

小学校4年中退、しかも話によると、2年生のとき、体調がすぐれず、ほとんど学校に行っていないと言っていたから、実質2年半しか学校で勉強していないことになる。

だから、ほとんど知識らしい知識は得ていない。

にも拘(かかわ)らず、10万人を超える社員の中で、もっとも多くの情報を得て、もっとも的確な判断ができたのは、こうした「人の話を聞く」「人にものを尋ねる」「話すより聞く」というその姿勢にあるのではないかと思う。

それだけでなく、「身を乗り出して聞く」「人の話を素直に聞く」、そういうことによって、知識のない松下が、誰にも劣らない知識の豊富さ、そして知的に充実度を高めていったと言えよう。

『生涯現役の知的生活術』育鵬社


人の話に耳を傾けろ、とはよく言われることだ。

だが、多くの人はその簡単なことができない。

自分の知識やプライドがじゃまして、聞くことができず、しゃべってしまう。

会っていて心地いい人は、自分に共感してくれ、同意してくれる人。

だから、自分と異なる意見、反対の人の意見を聞き続けるのは、相当の覚悟と忍耐が必要となる。

だが、自分の考えていたのと同じ答えを求めるなら、何も他人に聞く必要はない。

誰にたいしても、どんな意見も、身を乗り出して素直に聞き続ける人でありたい。



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