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2013.1.6

10年続ければ、1つの哲学になる

志茂田景樹氏の心に響く言葉より…

ぼくの服装は、きっとマジョリティからはかなり離れたものですよね。

こういう服装をしている理由は、自分がやって心地よい格好ということで、それ以外のなにものでもありません。

始めたのは20数年前。

1980年代後半の頃です。

アメリカから戻ってきた友人がお土産をくれて、それを開けたら2足のタイツが出てきました。

マリリンモンローの顔が足首のところからプリントしてあって、当時のニューヨークで流行っていたとのこと。

それを初めて見たときの感覚は、

「あれ?こんなのって、はけるわけないじゃないか。

だいたい、タイツなんて、男がはくものじゃないし」

でも、なんとなく気になって、それをパッとはいてみたんです。

それで鏡を見たら、「わりとかっこいいじゃないか」と思ったわけです。

早速裁ちばさみを持ってきてもらって、ジーンズの1つを切って、タイツの上からはいたら、なお格好いい。

さらに気に入っていたTシャツを合わせて、散歩がてら外にでました。

すると、すれ違う人すれ違う人が、ギョッとしてぼくを見るんです。

とくに覚えているのが、45、46歳くらいの男性3人とすれ違ったときのことです。

数歩歩いて、パッと振り返ったら、うちの一人はぼくを指差していた。

まさに「後ろ指をさす」状態でしたね。

社会的地位があって、仕事の能力と責任がある人間は、新しいものとかを受け入れるのが難しいの。

後ろ指をさされたときは、さすがにぼくも落ち込んだの。

普通の格好に戻ろうかと思った。

でも、すでにずいぶん歩いてきて、いろんな人に白い目で見られたし、今更やめるのもいやでした。

「進むも地獄、引くも地獄。

もうこうなったら、このまま進んでやろうじゃないか」

と開き直ったの。

すると、人間てよくできていて、そういう視線で見られることがだんだん心地よくなってきました。

これが、今のぼくのスタイルが生まれたきっかけです。

始めた当時は、屋台が並んでいるようなところで罵声を浴びせてくるのもいたし、コップ酒が投げられたりもしたけど、これが5年もたつと完全に変わってきたのね。

銀座の並木通りをウィークデイの夜に歩いていたりすると、ほろ酔い機嫌の40代以上の男性たちと多く出会います。

それぞれに社会的地位のある方々でしょうね。

でも、意識は保守的です。

このような人たちでも、かなり遠くから「ああ、いたいた」とぼくをみつけて、すれ違うときに握手を求めてきたり、肩を抱いてきたり。

ときには、

「私もそういう格好がしたいんだけど、できなくてね。

だから、応援しているから、がんばってください」

と声をかけてくるようになりました。

さらにそれから5年、合計10年もたてば、離島に行っても白眼視されなくなりました。

ようするに、認識を新にさせるのは、10年も継続してやればだいたいなんとかなってしまうということですよ。

ファッションに限らずどんなスタイルも、10年続ければ、1つの哲学になるんだと思います。

『失敗したって、いいんだよ ―希望をつくる40の言葉』青志社


今までと違った、奇抜なファッション、変わった髪型、型破りの音楽、奇想天外な芸術、伝統やぶりの商品、破天荒な商売の方法…

最初は、世間から非難され白い目でみられたことでも、5年もそれを続ければ、共感し応援してくれる人が必ず現れる。

さらに5年、合計10年続ければ、それが1つの哲学、1つのスタイルとなる。

「みんな、私の着ているものを見て笑ったわ。

でもそれが私の成功の鍵。

みんなと同じ格好をしなかったからよ」

(ココ・シャネル)

人と違うことを恐れない人でありたい。




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