2013.1.2 |
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負けるもんか
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安岡正篤師の心に響く言葉より…
気力が旺盛であるということが個人的にも民族的にも大事なことで、気力を弱くしてしまったら、教養が多少あろうが、頭脳・知性が優れていようが、技能が発達していようが問題でない。
気力というものが一番大事で根本的なものである。
日本民族もこの気力を失わなければ、気力が旺盛になれば、いろいろの欠陥は少しも苦にする必要はない。
反対にどんな長所があっても、例えば知性だ、技能だ、その他教養があるといっても、気力が旺盛でなければ個人も国家も発展しない。
『安岡正篤 活学一日一言』致知出版社
昨年(2012年)12月、テレビCM部門で最高位となる「総務大臣賞」を受賞したのが、ホンダの「負けるもんか」。
【負けるもんか】
頑張っていれば、いつか報われる。
持ち続ければ、夢は叶う。
そんなのは幻想だ。
たいてい、努力は報われない。
たいてい、正義は勝てやしない。
たいてい、夢は叶わない。
そんなこと、現実の世の中ではよくあることだ。
けれど、それがどうした?
スタートはそこからだ。
新しいことをやれば、必ずしくじる。
腹が立つ。
だから、寝る時間、食う時間を惜しんで、何度でもやる。
さぁ、昨日までの自分を超えろ。
昨日までのHondaを超えろ。
負けるもんか。
気力とは、理屈ではない。
負け続けようが、やられっぱなしになろうが、どんなに否定され、何度も倒れようと、最後に、「負けるもんか」と起き上がる。
くやし涙を流しながら、それでも、前をまっすぐに見つめ、しっかりと。
今年一年、
それがどうした…
「負けるもんか」とつぶやきたい。 |
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