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2012.12.23

些細な振る舞いから

山内昌之氏の心に響く言葉より…

北条早雲の孫である氏康は、北条5代の中でもとくに優れた器量を持っていた。

同時に、人の器量を見抜く目も備えていた。

ある日、氏康と氏政親子は共に食事をしていた。

氏政は飯が盛られた茶碗に味噌汁を一度かけ、量が足りないと見るやもう一度かけた。

この様子を見た氏康は、息子の器量のなさを嘆いたという。

「食事という毎日のことでありながら、飯にかける汁の量を一度で量ることができないとは…。

このような些細な見積もりもできない者に、家臣や領民の心中を推し量ることなどできないだろう。

北条はわたしの代で終わるに違いない」

じつの息子に対してあまりに手厳しい人物評だが、氏康の不安は的中する。

父の跡を継いだ氏政は、のちに豊臣秀吉と敵対したことですべての領地を失った。

このエピソードは、人材の力量は仕事の成果だけでなく、日常の些細な振る舞いからも判断できることを示唆している。

『リーダーの英断』日経ビジネス文庫


人の力量や器は、何気ない些細な言動や行動に現れる。

日常のとるに足らないような言動にはその人の素(す)がでるが、意識した振る舞いは飾ることができるからだ。

森信三先生はこう語った。

「学校の再建はまず紙屑を拾うことから。

次には靴箱のカカトが揃うように。

真の教育は、こうした眼前の些事(さじ)からスタートすることを知らねば、一校主宰者たるの資格なし」

つまり、目の前に落ちている紙屑を拾うことができなかったり、脱いだ靴をそろえることができない人は、どんな偉そうなことを言ったとしても、人物ではないということだ。

眼前の些事をおろそかにせず、何事にも真剣に取り組む人でありたい。




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