2012.11.21 |
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運は苦手なところにある
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萩本欽一氏の心に響く言葉より…
才能を開花させて運を呼び込む人たちってのは、自分で思いもよらなかった部分を誰かに見いだされた結果、成功した人って多いよ。
人間のキャラクターって、長所が伸びることではない。
短所が伸びたところがキャラクターっていうんだよね。
だから短所が長所になったときに運が来る。
僕にしても、結局、これまで自分がこれでやっていこうと思っていた芸では、一度も認められていないの。
僕は浅草で10年修行してたんだけどね、
「浅草で欽ちゃんの修行時代を見た」
っていうお客さんは、一人もいない。
どのぐらい才能がなかったか。
10年やって、覚えてるお客さんがゼロって…。
そんな僕が、苦手で嫌で、どうしてもやりたくなかった司会で高視聴率を取った。
で、結局その後も、振り返ってみると、ずっと苦手なところ、自分の短所だと思っているところから、運が開けてきたんだよ。
自分の才能なんて、自分で見つけるもんじゃないんだ。
自分がコメディアンとしてすごいんだぞって思っているにもかかわらず、誰もそれを言ったやつはいない。
で、まったくの素人の司会をおもしろがられる。
でも、それを嫌だと思わずに、素人のおもしろさでやっていくうちに、それに染まっていく。
やっぱりここでも運は、嫌なところ、苦手なところ、つまり後から来ちゃった。
『ユーモアで行こう!』KKロングセラーズ
札幌の高校生3人が作った「ネガポ辞典」というのがある。
この辞典は、2010年秋、第17回全国高等学校デザイン選手権大会(通称デザセン)をきっかけに生まれたものだが、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変えてくれる。
iPhoneのアプリは無料でダウンロードできる。
例えば、こんなふうに変換される。
【愛想が悪い】→
@媚を売らない(プライドを持っており、自分よりも上の者に媚びへつらうことがない)
A他人に流されない(当初の自分の意思を貫き通すことができる)
B気疲れすることがない(無理に笑顔を作らないため、気を遣いすぎて疲れるということがない)
【飽きっぽい】→
@気持ちの切り替えが早い(今やっている事柄から次の事柄へ関心を移すのが早い)
A視野が広い(自分が興味を持てる事柄を見つけるのが得意である)
B行動力がある(少しでも気になることがあったら、ためらいなくそれに挑戦できる)
短所だと思っていたことも、このネガポ辞典にかかると長所に変わってしまうから不思議だ。
苦手や短所を、得意や長所に変換し、運を呼び込みたい。 |
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