2012.11.20 |
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ナンバー2理論
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西田文郎氏の心に響く言葉より…
「会社を潰すのは社長であり、会社を大きくするのはナンバー2である」
会社の命運は、トップである社長にかかっています。
しかし会社という組織が成長できるかどうかのカギを握っているのは、トップよりナンバー2なのです。
その理由は簡単です。
「目標」も「戦略」も、また「マネジメント」も、実際に社員を動かしてそれを模範となって実行し、形にするのはナンバー2であり、ナンバー2の責務だからです。
また、それができる人のことをナンバー2と呼ぶのです。
経営では、考えて決断するだけでなく、確実に達成し、間違いなく現実化し、しっかり定着させなければならない。
だからこそ優秀なナンバー2が必要なのであり、会社の成長・発展は、ナンバー2にかかっているのです。
企業の規模に関係なく、社長というのは会社の最高意思決定機関であり、最高経営責任者(CEO)です。
そして、会社のナンバー2は最高業務執行責任者(COO)なのです。
ナンバー2とは、文字通り「二番目」という意味です。
と言っても、ナンバー1より劣るとか、実力でかなわないという意味ではありません。
ナンバー2のほうが実力的には明らかに上である。
世の中にはそんなケースはいくらでもあり、それでうまくいっている会社も多いのです。
『2理論 最も大切な成功法則』現代書林
ナンバー2として最もよく知られているのがホンダの藤沢武夫氏。
「私は戦前から、だれかをとっつかまえて、いっしょに組んで自分の思い通りの人生をやってみたいと思っていました。
その場合には、私はお金をつくって物を売る。
そして、その金は相手の希望しないことには一切使わない。
なせならば、その人を面白くさせなければ仕事はできないにきまっているからです。
大きな夢を持っている人の、その夢を実現する橋がつくれればいい。
いまは儲からなくても、とにかく橋をかけることができればいい」『経営に終わりはない』(藤沢武夫)
(以上、同書より引用)
斎藤一人さんは、「社長一人喜ばせられないなら、世の中に出てもうまくいかない」と言っている。
それは、社長にコビを売ったりおべんちゃらを言うということではなく、会社の大きな夢や目標に向って進むことがトップが一番喜ぶことになるからだ。
人を喜ばせ、面白がらせることができる人には限りない魅力がある。 |
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