2012.11.5 |
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真のサービスマンをめざす
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ゼットン代表の稲本健一氏の心に響く言葉より…
飲食業界に飛び込むのは簡単。
学歴や職歴がなくても、飲食店で働くことはできます。
でも、長く続けるのは、根っからのサービスマンじゃないとできない。
「人を楽しませたい」という強い思いが必要です。
これは誰にでも備わっているわけではない。
サービスマンとは職業ではなく、人の性質。
もっと言えば、生き方です。
店にいる時はお客さまに気を遣うけれど、家に帰ったら横柄になる。
それは本物のサービスマンではありません。
店だろうが、家だろうが、24時間サービスマン、命が果てるその瞬間までサービスマン。
そんな人をめざしてほしいと思います。
飲食店は忙しい。
その中で
「あの人、いま楽しそうじゃないな。一言かけてみよう」
「お皿が汚れてるから、すぐに替えないと」
「グラスが空だからお酒を注ぎに行かなきゃ」
と、さまざまなことに気を回さなければならない。
一日中、気を張っていなければならないのが飲食業です。
ヘトヘトになって帰る時にも、守衛のおじさんに笑顔で「お疲れさまでした」と声をかけ、家に帰ってからは常連さんに「今日はありがとうございました」とメールを書いておく。
そんなことを楽しめる人が真のサービスマンであり、飲食業に選ばれる人です。
この才能のある若い人たちには、どんどん飲食業に入ってきてほしい。
そして、真のサービスマンをめざしてほしいと強く思います。
そして才能のある人は、継続できるように自分を磨くこと。
笑顔を忘れないこと。
『飲食業はもう二度とやらない』柴田書店
サービスマインドは、飲食業に従事する人だけに必要なわけではなく、いつでも、誰にでも必要なこと。
サービスマインドのある人は、気配りや、人を喜ばせようとする気持を持っている、真のサービスマンだ。
いくらお店でニコニコしていても、近所の人や業者の人に対して、横柄で挨拶もしなかったり、外では不潔でだらしない格好だったりしたら、サービスマンは失格だ。
人の価値や値打ちは、仕事の場だけで評価されるわけではなく、プライベートの場でもしっかりと見られていることを知らなければいけない。
むしろ、仕事が終わった後の、気を抜いた時間の方が、その人の本当の姿が分かる。
自分というブランドを高めたいなら、24時間、人から見られていることを意識する必要がある。
仕事でもプライベートでも、真のサービスマンでありたい。 |
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