2012.10.10 |
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エナジー・レベルの高い人
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小杉俊哉氏の心に響く言葉より…
人はエナジー・レベルの高いところへ、高い人のところへエネルギーをもらいに引き寄せられます。
エネルギーの高い人とはどのような人でしょう。
常に元気にあふれていて、何事にも前向きで、話し方にもパワーがあり、目力(めぢから)があるような人です。
その人と接していると周りの人も元気になるような気がします。
それは、必ずしも外に向ってエネルギーを放出している人に限りません。
内側にエネルギーを湛(たた)えている場合も同様です。
そのような人は周りの人も一緒に仕事がしたいし、応援したいし、企業も採用したいと思うのは当然です。
ラッキーは人が介してやってくるので、そのような人にはよりラッキーが来やすいわけです。
反対に、いつも否定的で、後ろ向きで、話しているとこちらのパワーを逆に吸い取られてしまうような人と一緒にいたいと思うでしょうか?
あなたが悩んでいたりめげていたりすると、エナジー・レベルが低いだけでなく、そのようなネガティブ・パワーを周りに振りまいていることになります。
だから、どうしても合わない人とは付き合わない、付き合いを最小限にすることが必要です。
これは、そのような人との付き合いはあなたのエナジー・レベルを下げるからです。
アメリカの大統領予備選の様子を見ていると、よりエネルギーを発している人が結果的に候補者に選ばれています。
そして、各州を制していくとより多くの支持者を集め、さらにエナジー・レベルが上がっていきます。
それに比べ、経歴は立派で弁は立っても、エナジー・レベルが低いままの人は、なかなか大統領候補の座を射止めることはできません。
故レーガン大統領にしても、クリントン大統領にしても、そのようなエネルギーの好循環を作っていました。
彼らは多くの人から、チャーミング(人を惹きつける)であると言われていました。
面白いことに、エナジー・レベルが高ければ、それが必ずしも正義ではなく、時に悪であっても人を惹きつけるということです。
日本でも決して清廉潔白とは言いがたい政治家に多くの支持が集まるのもそれです。
アメリカの大統領選挙では、スタイリストがつき、ファッションから髪型まで事細かに、いかに受ける印象を作り出すかはよく知られたところです。
特に、決戦の天王山であるTV討論会の印象で雌雄(しゆう)を決するのは、内容そのものよりもいかに力強い印象を視聴者に持たせるかであると言われています。
そんな見てくれ、体裁ではなく、大事なのは中身じゃないか、という反論も聞こえてきそうです。
しかし、その場にふさわしい格好をすると自分自身の気持が大きく左右されます。
TPOによって着替えるということは、相手のためだけではなく自分のためなのです。
これはもちろん格好だけはなく、話し方、表情、身振り手振りなども重要な要素です。
元気にエネルギーにあふれた、コミュニケーションの仕方、立ち居振る舞いをすることによって、周りの人もそのエネルギーを感じ、その反応からさらに自身がエネルギーを増幅する、という循環を作ることもできます。
やり手のエグゼクティブたちが皆、いろいろな人とエネルギッシュに話して回るのが好きなわけではありません。
しかし、ほとんどの人はエネルギッシュに見えます。
そのようにエネルギッシュに動き回るのが好きなように見せます。
なぜなら、リーダーやトップにはそのような人が求められるからです。
そのように振る舞うことで、自分もその気になる、また周りからそう思われることでさらに弾みがつくということを知っているからです。
『ラッキーをつかみ取る技術』光文社新書
普通の人は、明るいところ、元気なところ、感謝が多いところ、楽しいところ、というポジティブで、エネルギーに満ちあふれているところに引き寄せられる。
しかしまれに、暗くて、元気がなくて、愚痴や非難が多くて、つまらない、というネガティブで、負のエネルギーでいっぱいのところへ行きたくなる人もいるようだ。
それは今が、プラスのスパイラル(循環)にはまっているか、マイナスのスパイラルにはまっているかによって決まる。
まわりに、エナジー・レベルの高い人が多ければ、プラスの循環になりやすい。
だから、付き合う人が大事なのだ。
今、ツキがない人も、「ツイてる!」と言い続ければ、必ずツイてる人間になるという。
エナジー・レベルの高い人と付き合えるよう、自分の立ち居振る舞いをエネルギッシュに見えるよう、変えることも必要だ。 |
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