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2012.9.11

「ブライト・スポット」とは


チップ・ハース&ダン・ハース氏の心に響く言葉より…

1990年、ジェリー、スターニンは支援の必要な子供たちを救う国際組織、セーブ・ザ・チルドレンで働いていた。

彼はベトナムに新たな事務所を開設するよう依頼されていた。

しかし、スタッフは最低限しか用意されず、予算もわずかだった。

スターニンは地方の村々を訪れ、現地の母親のグループと会った。

そして、母親たちに手分けして村中の子どもの体重を測ってもらった。

測り終えると、みんなで結果を検討した。

スターニンは「家庭がごくごく貧乏なのに、ふつうの子どもより体格がよくて健康な子どもはいましたか?」と尋ねた。

女性たちはデータを見ながら、うなずいて答えた。

「ええ、います」

「ということは、この村には家庭がとても貧乏でも栄養の足りた子どもを育てている母親がいるということですね?」

「ええ、そうです」

「では、どうやっているのかを見にいきましょう」

スターニンの戦略とは、村人たちに「ブライト・スポット」、つまりお手本となる成功例を探してもらうことだった。

貧乏なのに健康な子どもがいるということは、栄養不足は必然ではないということになる。

健康な子どもの家を調べてみると、食べさせ方、食べ物の種類、が村の常識とは違っていた。

結局、栄養に問題を抱える家族が、毎日小屋につどい、健康な子どもの家の食事をお手本に、料理実習をするプログラムを組んだ。

スターニンがベトナムの村を訪れてから半年後、65%の子どもの栄養状態が改善し、その後も維持された。

解決志向短期療法(ソリューション・フォーカスト・ブリーフ・セラピー)は、従来のセラピーとは大きく異なる。

一般的な心理療法では、患者とセラピストが問題を掘り下げていく。

問題の根源は?

幼児期に原因があるのか?

これはある種、考古学の発掘に似ている。

それとは対照的に、解決志向療法では考古学は行なわない。

現在の行動を説明する鍵を掘り起こしたりはしない。

幼少期にも着目しない。

着目するのは、目のまえの問題の解決策のみなのだ。

解決志向療法では、潜在的な問題を見つけるために、共通のテクニックを利用する。

初回のカウンセリングの初めに、セラピストは患者の問題を尋ねたあと、「奇跡の質問(ミラクル・クエスチョン)を投げかける。

たとえば、アルコール依存症の患者には、「1時間か2時間でも最後に酒を我慢できたのはいつですか?」と尋ねる。

セラピストがそれとなく伝えようとしているのは、患者が自分自身で問題を解決できるということだ。

解決志向療法では、あらゆる問題には例外があると考えられている。

その例外をいったん把握すれば、スポーツ大会の競技ビデオのように、じっくりと分析できる。

「うまくいっていたときのシーンを再現してみましょう。

何が起こっていましたか?

どう行動しましたか?

笑っていましたか?」という具合だ。

すると解決策が直接浮かび上がってくる。

しかも、その解決策は以前に効果があったものなので、そもそも実行可能だ。

この「例外」は、ジェリー・スターニンの「ブライト・スポット」に似ている。

ベトナムの村に貧乏でも健康な子どもがいるように、アルコール依存症者の生活にも酒を我慢できる瞬間がある。

このブライト・スポットこそ、発掘すべき金なのだ。

『スイッチ!「変われない」を変える方法』早川書房


「ブライト・スポット」とは、明るく輝いている場所のこと。

うまくいっている部分や、お手本となる成功例のことである。

人は、知識や理屈では、行動を変えることはない。

行動を変えるときは、自分で納得したときだけだ。

一番違和感なく納得できることは、身近なこと、自分にもできそうだと感じたときだ。

それは、自分の中での昔のうまくいったことだったり、ごく身近な人たちの成功事例だったりだ。

いくら失敗例をあげて、人を叱咤激励したところで、よくなることはない。

人も、組織も、長所や優れたところを見つけ、それを伸ばすことがもっとも効率的な成功法則だ。

常に、美点を見つめ、長所を伸ばすことに専念したい。



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