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2012.9.7

一歩引いて眺める


北野武氏の心に響く言葉より…

眠っている才能なんてものはない。
才能はあるかないかのどっちかだ。

自分が本当にやりたい仕事はなんだろうなんて、考えなきゃいけないってことは、やりたい仕事がないというだけのこと。
探しているのは、自分が本当にやりたい仕事なんかじゃなくて、楽して稼げる仕事なのだ。

そんなものがあるわけない。

世の中が貧乏で、飯を食うのにも苦労した時代なら、子供が「自分の才能を生かせる仕事就きたい」なんて言い出したら、親に頭を叩かれるのがオチだった。

「そんな夢物語にかぶれてないで勉強でもしろ」とか「バカなことを言う前に仕事を探せ」とか。
昔の親は、苦労が子供のためになることを知っていた。

今の親は、子供に苦労だけはさせたくないと思っている。
けれど、昔も今も変わらないことがある。
苦労をしなければ、仕事にやりがいなんて見つけられるわけがないのだ。

仕事の本当の面白さとか、やりがいというものは、何年も辛抱して続けて、ようやく見つかるかどうかというものだろう。
最初から簡単にできたら、面白くもなんともない。

昔の職人は、親方に弟子入りして、殴られたり蹴られたりしながら仕事を覚えた。
理不尽な扱いをされたこともあっただろうし、給料だってロクに貰ってはいなかったろう。

それでも、他に行き場がなかったから、必死でそこにしがみついていたわけだ。
その苦しさとか悔しさがあったから、仕事が上手くいったときの喜びもあったわけだ。

それを仕事のやりがいと言ったのだ。
その仕事のやりがいを、金で買おうとしてはいけない。

自分に合った仕事を探すという考え方がそもそもの間違いだ。
そんなものはない。

仕事を自分に合わせるのではなく、自分を仕事に合わせるのだ。

だいたい職業なんてものは、あまり自分の気の進まないものを選んだ方が上手くいくものだ。
幸せになりたいなら、いちばんやりたいことは趣味にしておいた方がいい。

気が進まないくらいの方が、いろんなことがよく見える。
どんな仕事にだって、誰も気づかない盲点というものがあるのだが、そういうものに気づくのは、好きでたまらない人間よりも、むしろちょっと引いたところから眺(なが)めている部外者だ。

もし今の自分の仕事にやりがいを感じないとしたら、それは不幸なことではなくて、むしろチャンスなのだ。
自分はこの仕事を冷静に見る目を持っていると思えばいい。

冷静に考えれば、どんな仕事であろうとも、今よりは面白くできる。

『北野武 超思考』幻冬舎


世の中は、時には斜めに見ることも必要だ。
真正面からばかり見てると、ことの本質が見えなくなることがあるからだ。

たとえば、「子供に苦労をさせたくない」という感情。
その気持は分かるが、若い頃に本当に一つの苦労もさせずに蝶よ花よと育てたら、年をとってから、苦労ばかりが続く人生となるのは間違いない。

だから、「子供にはたくさんの苦労をさせる」というのが本質だ。
今の時代は、豊かさの中にあって、親も、子供も我慢ができない。

より楽に、より稼げることを望む。
だから、芯のない、甘い人間が増えてしまう。

「仕事は辛いことがあって当たりまえ」
「楽して儲ける仕事はない」
「仕事のやりがいは自分で探すもの」
「自分を仕事に合わせる」

時には、自分を一歩引いたところから、冷静に眺めてみることも必要だ。



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