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2012.9.5

寝食を忘れて打ち込む


稲盛和夫氏の心に響く言葉より…

大学を卒業した後、京都の碍子(がいし)の製造会社にやっとの思いで就職できたのですが、これがいまにも潰(つぶ)れそうな会社で、戦後ずっと赤字を続け、最初から給料が遅配するような会社でした。

最初は私もひどいところに就職してしまったと思いました。
何人もいた同期は次々辞めて、半年後には私ともう一人だけになりました。

残った彼と相談して、こんなところに長くいても将来はないから、二人で自衛隊の幹部学校を受けたんです。
幸い二人とも合格したのですが、入隊手続きには戸籍抄本がいるので、実家に連絡して送ってくれるように頼んだのに待てど暮らせど送ってこない。
とうとう提出期限が来て、入隊を諦(あきら)めなくてはならなくなったのです。

後で親に聞いた話では、兄が「せっかく大学の先生の紹介で入れてもらった会社なのに、半年で辞めるとは何事か」と怒って反対したといいます。
結局、逃げ場がなくなりました。

ここしかないと。
ここしかないなら、この会社と仕事を好きになろうと思いました。

ボロ会社で給料が遅配する会社、本当なら好きになれない。
でも、好きになる努力をしたんです。

そこから私の運命は変わったと思います。
それまでは、結核は患う、中学受験には二度も失敗する、大学受験も失敗し、就職した先も赤字会社。

ずっと自分はついてない人生を送っていくものとばかり思っていましたが、心のありようを変え、懸命に仕事に打ち込みました。
研究室に寝泊りし、ごはんもそこで炊いたりして、文字どおり寝食忘れて研究に没頭する時期が2年くらい続きましたが、すべてを忘れて研究一途に打ち込んだことが、私の後々の人格形成の原点になったし、運命が好転していったきっかけだったと思っています。

<心を高め 運命を伸ばす>“稲盛和夫&白鵬翔”
『月刊致知 2012年10月号』致知出版社


「大事到来、いかにしてこれを避くべくや」という禅の公案がある。
「酷暑到来、酷寒到来、いかにしてこれを避くべきや」。
その答えは「夏炉冬扇(かろとうせん)」。
そんなに暑かったら囲炉裏にあたっておけ、そんなに寒かったら扇をつかっておけ。
暑いときには暑さの中へ入れ、寒いときには寒さの中へ入れ、そしてそれを突き抜けろ、ということである。
(感奮語録)より

絶体絶命の大事と出合ったら、逃げずにそこに入り込み、浸りきることが唯一の解決策だというのである。
逃げれば、不運が追いかけてくる。

仕事を好きになるには、仕事に没入し、仕事と一体になること。
つまり、「これより他に道はなし」、という気持ちになることだ。

寝食を忘れて、懸命に目の前の仕事に打ち込めば、運命は必ず好転する。



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