2012.8.23 |
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No free lunch!(タダの昼飯)
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長谷川和廣氏の心に響く言葉より…
No free lunch!
タダの飯はありえない!
アメリカ人と仕事をしていると、よく「No free lunch!」という言葉が出てきます。
タダで食べる昼飯はない…日本語では「働かざる者、喰うべからず」といった意味でしょうか。
ただ、アメリカ人の言う「No free lunch!」のニュアンスはちょっと違うのです。
彼らは、努力なし、リスクなし、犠牲なし、アイデアなしといった人に向けて、この言葉を投げつけるのです。
つまり、お金を稼ぐというは最低限、この4つのうちのどれかから生まれるという認識があるのでしょう。
ですから、会社に出てきて何となくルーティンワークをこなしているだけの人物にも、この言葉を浴びせかけるのです。
私は「No free lunch!」の本当の日本語訳は「君は会社のために、何か利益を生み出す仕事をしているのか!」だと思っています。
普段の仕事に加えての努力、リスク、犠牲、アイデアがあって初めて、「仕事をしている」と胸を張って言えるのではないでしょうか。
『利益を出せる人 出せない人』かんき出版
長谷川和廣氏は、これまでに2000社を超える企業の再生事業に参画し、赤字会社の大半を立て直した人だ。
赤字会社の再建だけでなく、何かを成し遂げようとしたら、異常の力を発揮しなければ成就することはない。
異常の力とは、「なみなみならぬ努力」、「リスクをとってチャレンジすること」、「自己犠牲」、「非凡なアイデア」。
ただ、ぼんやりと座って待っているだけでは、現状から一歩も変わることはない。
人の倍(ばい)成功したかったら、倍も三倍も努力しなければいけない、というのは自然の理だ。
うまい話など、この世にあるはずがない。
「No free lunch!」
努力、リスク、犠牲、アイデアの4つの言葉を心に刻みたい。 |
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