2012.8.22 |
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七転八倒
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相田みつを氏の心に響く言葉より…
七転八倒
つまづいたり
ころんだり
するほうが
自然なんだな
にんげんだ
もの
『七転八倒』
古い昔の中国の話です。
大寧院可弘(だいねいいんかこう)禅師という人に、ある修行僧が聞きました。
「この道さえ歩いてゆけば、絶対にまちがいのない、真実の道(正真ノ一路)とはどういうものですか?」
可弘禅師が答えました。
「七転八倒(しちてんばっとう)」(七回転んで八回倒れる)
「七転び八起き」じゃありません。
転びっぱなし、倒れっぱなし。
つまり、失敗の連続。
それが真実の道だ、というんです。
人間は努力をしているかぎり、これでいい、これで満点、なんてことはありません。
いつでも未完成、不完全です。
ただここで、大事なことは、転も倒も、具体的に動かなければ起きない現象だということです。
常に具体的に動くことが前提。
『生きていてよかった』角川文庫
「苦しいときは苦しむがよき候。
悲しきときは悲しむがよき候。
死ぬるときには、死ぬるがよき候。
これ苦節を避ける妙法にて候」
(良寛)
苦しいときは苦しみ、悲しいときは悲しみぬくこと。
そして、死ぬときは、死から逃げずにその中に飛び込むこと。
それが、災難を逃れる唯一の方法だ、と良寛和尚はいうのである。
つまり、「苦中楽あり」、「死中活あり」だ。
人生は「七転八倒」、失敗の連続だという。
失敗の連続が当たり前だと思えば、失敗も怖くはない。
失敗の中に飛び込むつもりでやれば、そこに活路が見えてくる。
つまづいたり、ころんだりの、七転八倒の人生を楽しめる人でありたい。 |
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