ご注文はこちらから


パクチーのサプリメント・パクチーエナジーゴールド(コリアンダーのサプリメント)
トップページ製品紹介特長・成分会社案内特商法に関する表記買い物カゴよくある質問人の心に灯をともす


2012.8.18

自分が前例になればいい

ジョン・C・マクスウェル氏の心に響く言葉より…

いまから30年ほど前、映画監督のジョージ・ルーカスは、ハリウッドの大物ダグラス・トランブルに会った。
彼は特殊効果撮影のエキスパートだった。

トランブルはスタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』を担当し、スクリーン上で初めて現実味のある宇宙旅行を表現して見せた人物だ。
当時のルーカスは若く、経験も浅く、劇場公開になった作品は2本しかなかった。

しかし、批評家から絶賛され、大きな収益を上げた『アメリカン・グラフィティ』で、すでに脚本家、監督としての腕は証明済みだった。

ルーカスには新しい映画のビジョンがあった。
それは型破りな冒険物語とアーサー王伝説と西部劇の3つを合わせたようなSF映画だ。

しかし、トランブルはまだ若いルーカスを相手に、そんなことは技術的に不可能だと言って聞かせて、追い払ったのである。
ルーカスは、その分野の「エキスパート」から否定されても、いっこうにあきらめる気配はなかった。

彼の心の目には自分の求めているものが見えていた。
前例はなかったが、必ず実現できると信じていた。

トランブルのところで働いていた若き映画製作者ジョン・ダイクストラも、ルーカスのビジョンを信じた一人だった。
ルーカスは彼を雇い、試行錯誤が繰り返され、2年の歳月を経て完成したのが『スターウォーズ』だった。

ルーカスは夢を実現する秘訣とは「不可能なことと前例のないこととの違いを理解することだ」と言う。
ルーカスにとってはどんなことも可能であり、たいていのことは前例がないだけなのだ。

それが「不可能を可能にする人」のものの考えた方なのだ。

できそうな気がするなら、勝負は半分勝ったようなものだ。
できないと思うなら、もうすでに戦いには負けているのだから、どんなに努力をしても無駄である。

『その他大勢から抜け出す成功法則』(齋藤孝訳)三笠書房


人は経験を重ねれば重ねるほど、自分の体験から物事を考えがちだ。
しかし、時代が大きく変革する時は、過去の成功体験も、かえって障害となる場合が多い。

「前例踏襲(とうしゅう)主義」とは、役人根性や大企業病を揶揄(やゆ)するときに使われる言葉だが、踏襲ではなく、前例打破でいかなければ、革新的な商品や作品なり、事業を創造することはできない。

「未来に前例はない。迷ったら新しい道を選べ」(山本寛斎)
だから、「自分が前例になればいい」、という。

前例がないことは不可能なことではない、と肝に銘じたい。



人の心に灯をともす 一覧へ戻る