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2012.8.5

シーザーの言葉

致知出版社長、藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…

ジュリアス・シーザーには若かりし頃、二つのはっきりとした特質があった、という。

一つには、いつも機嫌がよかったこと。
もう一つは、事を為すにいつも覚悟が決まっていたこと。

リーダーに大事な資質であろう。
そのシーザーにこういう言葉がある。

「多くの人は見たいと欲するものしか見ない」

同じようなことをゲーテも言っている。

「人間は自分の聞きたい言葉しか聞かない」

天才二人の言葉は常人が嵌(はま)りがちな陥穽(かんせい)を見事に射抜いている。

物事の本質を見抜かずして、あらゆる事業は成り立たない。

あらゆる道は全(まつと)うできない。
多くの先達が本質を見抜くことの大事さを説くのは、それ故(ゆえ)である。

「観(かん)の目は強く見(けん)の目は弱く」と言ったのは宮本武蔵である。
現象に惑わされることなく、全体を観る目を養え、ということである。

彼はこの訓練によって60数回の戦いに必勝した。

平成15年、読売新聞が中学生以上の未成年者5000人に行なったアンケートがある。

日本が外国から侵略されたらどうするか…
「安全な場所へ逃げる」44%
「降参する」12%
「武器を持って抵抗する」13%

国家としての最大事を蔑(ないがし)ろにして今日に漂流してきた弊害が、いま、日本の至るところに現れているのだ。

我われは本質を見抜く目を養わなければならない。
それは国を国たらしめているものをしっかり把握して国を蘇(よみがえ)らせる道であり、一人ひとりがこの生を真摯(しんし)に生きる道でもある。

『月刊致知 2012年9月号』致知出版社


以前、私の心理学の師から、「プロテクト」という概念について、話を聞いたことがある。

プロテクト、とは「守る」ことだ。
自分の大事な家族や、会社や、友人を守ること。

いじめなどの問題では、いじめる側は恐ろしいほどの強力な負のパワーを持っている。
しかし、いじめられる側の子どもや親は、人がよくて、気を遣い、優しい人がほとんどだ。

だからこそ親は、自分の子どもがいじめにあったとき、相手のパワーに倍する異常なほどのパワーを発揮しないと、子どもを守ることはできない。

「守る」というのは、己(おのれ)の利益を守ることではない。
子どもや、家族、会社、故郷、国家、といった、自分以外の大切なものを「守る」ということ。

いじめからわが子を守るということは、国家でいうなら国防ということになる。

中国の「大学」の中に次のような言葉がある。

『心ここに在(あ)らざれば、視(み)れども見えず、聴(き)けども聞こえず、食らえどもその味を知らず』
心がうわのそらの時は、何を見ても見落とすし、何を聞いても耳に入らないし、何を食べても味も分からない。

現実や本質を直視しようとせず、目を背(そむ)けてばかりいたら、問題は一つも解決しない。

自分以外の大切な誰かを「守る」、という考え方はとても大事だ。



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