2012.7.29 |
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どっちでもいい
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ひろさちや氏の心に響く言葉より…
世の中の大半の問題は、どうだっていい問題なのです。
どうだっていいというのは、言い換えれば「正解がない」ということ。
たとえば、リストラにあって、明日からどうしようと思ったら、とにかく方法を考えることです。
失業保険をもらいにいく。
実家に帰って食べさせてもらう。
友だちの家を転々とする。
ホームレスになる。
刑務所に入る。
なんでもいのです。
全部正解です。
これはありえないと思うくらい最悪の方法も含めて、8つくらいの解決策をあげてみると、視野が広がり、少しは道が開けてくるものです。
そのなかで、一番楽しくできそうな方法を選べばいい。
たぶん、二つか三つくらいまで絞られてくるでしょう。
そこまで絞ったら、あとはデタラメに決めればいいのです。
どっちでもいいのですから、どちらも正解。
その結果がどうなるかは誰もわかりません。
デタラメというと、誤解を招きそうですが、これは「出たら目」。
出た目に従う。
出したのはほとけ様なのだから、ほとけ様に決めてもらう、ということです。
『人生はあきらめるとうまくいく』幻冬舎
我々は、どんな問題に対しても正解を求める教育を受けてきた。
正解は一つで、それだけが正しい、と。
しかし、「生き死に」の問題を除けば、世の中の大半の問題は、どうでもいいことばかりだ。
たとえば、子どもが勉強しないと嘆く親がいるが、生死と比べるなら、子どもが生きているだけでありがたい、ということになる。
どうでもいい問題の解決法は、「デタラメに決める」こと。
どっちに決めようが、長い人生からすればたいした問題ではない。
「損か得か人間のものさし うそかまことか仏様のものさし」(相田みつを)
損得とは…
高い、安い
早い、遅い
勝ち、負け
うまい、まずい
一流、二流
きれい、きたない
効率、非効率
頭がいい、頭が悪い
メリットがある、メリットがない
損得で決めようとするから、人は迷う。
どっちだっていい、と欲を捨ててかかれば問題の大半は解決する。 |
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