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2012.7.21

プロが喜ぶほめ言葉

渋谷昌三氏の心に響く言葉より…

「本当に、歌が上手なんですね」…ある声楽家は、クラシックコンサートが終ったあと、
知り合ったばかりの知人にこういわれ、がっかりしたそうです。

その理由は、「歌が上手」といわれたことでした。

普通の人は「上手」といえば、ほめ言葉だと思っていますが、そうではない場合もあります。
プロの声楽家たちの多くは、「歌がうまいのは、プロなんだから当たり前」と思っています。

若い頃から大学や大学院まで通い、専門的な技術も会得しているのですから、もっともな話です。
ところが、ほめる人は、テレビで活躍中のアイドル歌手と比べて「ほめている」ことが多く、
それだけでもプライドが傷ついているのです。

そういう認識もなく、「歌が上手ね」という人は、ほめているつもりで、とても失礼な言動をしているのです。
一方、コンサートが終ったあと、うれしいほめ言葉をいう人もいるそうです。

例えば、「心に歌声が響いて、感動しました」と。
微妙な音程を聞き分ける耳を持っているわけではなく、恐ろしく劣った認識しか持ちえない人が、
うまいだヘタだというのは、おこがましいものです。

でも、「自分がどう感じたか」は誰だって語れます。

評論家ぶったほめ方をするのではなく、ひとりの人間として、心でほめることが相手に伝わるのです。
自分が感じた部分、自分が思った素敵なことだけを口にすることです。

知識や理屈でほめるのは、墓穴を掘るばかりか、相手をイヤな気分にしているのです。

会社でも同じことがいえます。
よく耳にするのは、若い社員が先輩に面と向かって、「あの交渉、うまくいったんですか。さすがですね。先輩って仕事ができるんですね」というほめ言葉です。

おそらく先輩は、口に出してはいわないにしても、「おまえ、ナニサマのつもりだ」と腹の中では思っています。

力のない者が力のある者を「ほめる」、これはとても失礼なことなのです。

『人を傷つける話し方、人に喜ばれる話し方』WAC


知識や理屈で、人をほめようとしたら、相手の胸には響かない。
ほめるのではなく、ただの評論になってしまうからだ。

もっと始末に悪いのは、知識もない素人が、練達のプロを半端な知識でほめようとすること。
それは、端で見ていても、顔から火の出るほど恥ずかしい。

例えば…
絵やイラストのプロに向かって、「絵が上手ですね」
料理のプロに対して、「料理を上手につくりますね」
その道何十年のワインの専門家に向かって、「よく知ってますね」

「半可通(はんかつう)」という言葉がある。
いい加減な知識しかないのに、いかにも通人ぶることをいう。

まさに、「身の程を知れ」、ということ。
知ったかぶりは、恥ずかしい。

プロに対しては、「自分がどう感じたか」という感動を伝えたい。



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