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2012.7.19

頭を垂るる稲穂

松下幸之助氏の心に響く言葉より…

前田利家のところへ、ある時、福島正則から鯉を二匹贈ってきた。

そこで利家が家来に礼状を書かせたところ、その家来は利家の方がはるかに先輩でもあり、身分も上であるところから、ごく簡単な形式的な手紙をしたためた。

それを見た利家は、

「公式の文書であれば、決まった書式もあるだろうが、このような手紙はできるだけ先方を敬い、“お心にかけていただきかたじけない”というように丁寧に書くものだ。

特に、目下の人への手紙は、丁寧に書けば書くほど先方はうれしく思うものだ。

目下だからといって見下した書き方をすれば、いかにも自分とお前とはこれだけ位がちがうといわんばかりで、そんなことは小身(しょうしん)の愚か者のすることだ」

といって、書き直させたという。

前田利家といえば、信長、秀吉につかえた歴戦の勇将でもあるが、その篤実な人柄で人びとの信望もあつく、この人が生きていたら家康もたやすくは天下をとれなかっただろうとさえいわれている。

そのように利家が人望を集めたのは、ここに見られるように、非常に高い地位に昇りながら、それにおごることなく、きわめて謙虚に人に接したことが大きな要因をなしていると思う。

地位が高くなればなるほど、周囲の人は、その人自身よりもその地位に対して敬意を表するようになる。

それになれると、人間はともすれば傲慢になり、態度も横柄になってくる。

そうなっては、人びとは表面的には敬意を払っていても、だんだん心の中ではその人に対する尊敬の念を失い、心服しなくなってしまう。

それでは、もはや指導者として、人びとを動かし力強い活動をしていくことはできないだろう。

昔から、“実るほど頭を垂るる稲穂かな”ということばがあるが、まことに指導者のあり方をいいえて妙なものがあると思うのである。

『指導者の条件』PHP研究所


昔、学校の運動部や、上下関係の厳しい会に在籍していた人は、自分より目下の人の名前を呼び捨てにしたり、命令口調の乱暴な口をきいたりするような傾向が多い。

一学年違えば先輩後輩という関係も、ある時期には必要だが、学校を卒業して何十年も経って、同じような対応しかできない人は、傍(はた)から見ていても見苦しい。

思い上がったり、横柄だったり、偉そうにすることは、人としてもっとも恥ずべきことだ。

だが、往々にして、傲慢な人ほど、自分が傲慢だとは気づかない。

それは、傲慢さは、「身勝手」、「利己的」、「わがまま」、「独善的」、「思いやりのなさ」等々、自分だけが可愛いという、自己中(じこちゅう)の最たるものだからだ。

目下の人であればあるほど、丁寧な口をきき、敬意を持って接すること。

それが大人の対応。

いつまでも、子どもの応対しかできないようでは恥ずかしい。

年をとればとるほど、地位があがればあがるほど、「頭を垂るる稲穂」でありたい。



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