2012.6.14 |
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これが最後だ、という気持で
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中山和義氏の心に響く言葉より…
ジョー・ディマジオは、メジャーリーグで首位打者2回、本塁打王2回、
打点2回と数多くのタイトルをとりました。
誰も破ることはできないだろうと言われている「56試合連続安打」と言うメジャーリーグ記録は有名です。
オープン戦や公式戦、順位は自分のチームが優勢、劣勢の状況に関係なく、
彼は常に全力でプレイする選手でした。
必死にベースにスライディングをするので、ケガをすることも多かったのですが、
ケガを恐れて手を抜いたプレイをすることはありませんでした。
その理由を彼は、
「私がプレーするのを見るのはこの一試合だけという子どももいるわけだ。
私には責任があるんだ」
と口ぐせのように話していました。
一度しか自分のプレイを見せることができない人がいるから、
絶対に手を抜かないという彼の野球に対する態度は、どんな仕事でも必要です。
誰もが、仕事を通じて、多くの人と出会い、相手に大きな影響を与えているからです。
『生きる力が湧いてくる! 感動の言葉』Gakken
2001年のアメリカの同時テロの時に、有名になった詩がある。
「最後だとわかっていたなら」(ノーマ コーネット マレック)
あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう
あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう
あなたは言わなくても 分かってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたなら
一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と
わたしは 伝えただろう
今日は最後の日ではない、と誰もが信じている。
明日もあると思うから、「まあ、いいや」とか「今日は仕方ない」と手を抜いてしまう。
例えば、レストランにおいて、「これが最後の食事」というお客様が来たとしたらどうだろう。
人生最後の食事にこの店を選んでくれた、そんな方になら、
きっと涙を浮かべて必死にサービスするに違いない。
「一期一会」とは茶道の言葉。
あなたと出会っているこの時間は、二度とない、生涯に一度きりの機会、だからこそ、
茶会は、主客ともに誠意をつくす、という意味だ。
「これが最後だ、という気持で」
誰に対しても、一期一会で臨みたい。 |
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