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2012.6.9

人間一生、物見遊山

杉浦日向子(ひなこ)氏の心に響く言葉より…


シャレは粋や通と同様の美意識ですが、シャレはサレつまり「戯(ざ)れ」に通じる意味があります。
戯れは、真剣にならない、軽やかな気持を言います。


野暮がいまの経済を動かしている、いまの文化をつくっているという気がします。
意欲的ですからね。
野暮なほうが欲望に対してストレートですから、向学心もあるし、
そちらのほうがオシャレの流行を作っているんですね。


主張があるのは、たいてい野暮です。
近代以降は誰しも主張していかないと、アイデンティティーをちゃんと持っていないとダメみたいな、
強迫観念がありますが、江戸では敢えて主張しないものに価値を見出すところがあります。


江戸のすごろくは一生上がれない場合もある。
右往左往するのが江戸のすごろくだったわけです。
それが人生のような気がします。
ステージが上がっていくのではなくて、右往左往していろいろ見聞を広めれば、
それで人生のもとは取ったという意味ですね。


江戸の人々は「人間一生、物見遊山(ものみゆさん)」と思っています。
生まれてきたのは、この世をあちこち寄り道しながら見物するためだと考えているのです。


頑張って日々を暮らしていると、死の間際まで頑張らないといけないので、
「まだ死ねない。なぜいま死ななくっちゃいけないんだ」って死に抵抗するわけですけど、
らくーに生きてると、らくーに死ねるわけですよね。
そうやってにこにこ死ぬには、にこにこ生きていないといけないですね。

『粋に暮らす言葉』イースト・プレス


自分の努力をこれみよがしに人に見せるのは、野暮だ。
たとえ、必死の努力をしていたとしても、いつも涼しい顔をして、「ヒマだね」くらい言っている人は粋だ。

大きな声で主張したり、意欲的にモノを言う、ガツガツした人も同様に、野暮だ。
いくら真剣でも、その真剣さを見せずに、ヒラヒラと軽やかに振る舞う人は粋だ。

これらの考え方は、現代的思考にどっぷりつかった人には、相容れないかもしれない。
右往左往しないで、効率的に一直線に行くことがいいという価値観だからだ。

江戸では、無駄を尊び、無駄の中に面白さを見つける。

「人間一生、物見遊山」

にこにこ笑ってらくーに生きれば、にこにこ笑ってらくーに死ねる。



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