2012.5.30 |
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ピンチはチャンス
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医師の鎌田實氏の心に響く言葉より…
福島第一原発の事故は歴史的事件だ。
「新しい文明をつくれ」と指し示しているように思う。
ドイツは2020年までに原発を止める。
ドイツに負けないように20年には原発を完全に止められるといいなと思う。
日々節電に励みながら、もっと人と地球にやさしいエネルギーを探す。
スマートグリッド(次世代電力網)に取り組むのが日本の進むべき道だと思う。
ピンチはチャンスだ。
使いやすい家電を作らせたら日本にかなう国はない。
家庭の中で電気をつくる、蓄える、節約するという“マイクログリッド”を進化させる。
太陽光発電、地熱発電、風力発電、燃料電池、超伝導、
バイオマスといった環境技術の実用化を進める。
地下資源にいつまでもこだわっていないで、
太陽や風や波など無限のエネルギーへ発想を転換することが必要だ。
家庭から始まったマイクログリッドを地域で広げるために、発送電システムの構造改革をする。
電気の自由化が実現すれば、電気料金も安くなる。
そこから新しいスマートグリッドが生まれるのではないか。
今こそ日本が、効率的なエネルギーの使い方を世界に示すときだと思う。
エコ関連の技術革新は目覚しい。
日本が世界標準をつくれるかどうかが目前の課題だ。
国として挑戦していくべきだと思う。
成功すれば内需はもちろん、輸出の需要も高まる。
日本が復興しながら、地球にやさしい暮らしができれば、これほどいいことはない。
『ニッポンを幸せにする会社』集英社
あるときマザーテレサは、
「あなたのような影響力のある人が、なぜ、戦争反対の声をあげないのですか?」と聞かれた。
すると彼女は、「私は、戦争反対の活動には参加しません。
しかし、平和賛成という活動には喜んで参加します」と言ったという。
「引き寄せの原理」によれば、戦争反対と言うと、戦争を引き寄せてしまう。
だから、原発反対ではなく、新エネルギーの開発や、スマートグリッドの進化、
と言った方が対立を生まないし、明るい未来を願うことができる。
病気になったり事故に遭遇したときは、病気や事故が何かを知らせてくれた、
というのが東洋的な考え方。
今までの習慣を改めたり、行動を変えることが必要だ。
「ピンチはチャンス」
今こそ、新エネルギーの開発を心から願いたい。 |
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