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2012.5.26

ラッキーに見える人間

マーク・マイヤーズ氏の心に響く言葉より…

ソニー・ボノは可能な限り「変化」と「機会」に触れる努力をした人の好例だ。

60年代に、当時は無名だったシェール(歌手であり女優。アカデミー主演賞受賞)とデュエットを組み、
歌手として成功したとき、彼の歌がうまいと言った人も、
パフォーマンスがかっこいいと言った人もいなかった。

その後、レストランのオーナーになった時も、最高に優秀な経営者ということもなかった。
では、パームスプリングスの市長としては、歴史に残るような市長だっただろうか?

下院議員としては、最高に有能な政治家だったろうか?
多分そうではなかっただろう。

だが、彼と会ったことのあるほとんどの人はみな彼を称賛し、批判した人はいない。
彼の死後、共和党の指導者は彼のことを、
「とにかく働き者だったが、それを隠すのがうまい男だった」と述べた。

ソニーの特技は、まわりにいる人たちを常に居心地よく感じさせることだった。

政治家になってもけっして威張らず、だがへりくだることもなく、何事もあまり深刻ぶらずに
気楽に構え、ずけずけものを言っても人の気分を害することのない独特のしゃべり方で人気者であり続けた。

死後、ニューヨークタイムズは「彼の一生は、ラッキーな偶然の連続だった」と書いた。
シェールとの出会い、それからホストをつとめたテレビのショー番組の成功、
パームスプリングスの市長に当選したこと、そして下院議員に当選したこと…

本人自身も生前、「たまたまこうなったんだよ」と言っていた。
だが事実を言うなら、彼の人生に“棚ぼた”のようなことが起こり続けたわけではない。

彼は自分を“ラッキーな人間”に見せることがずば抜けてうまかった。
そしてラッキーに見える人間には実際に多くの機会が訪れる。

彼は訪れた機会を逃がすことなくつかんだのだ。

『運をつかむ人 16の習慣』三笠書房


自分が今、いかに苦労しているかとか、忙しくてどれだけ大変か、をまわりにアピールする人がいる。
しかし、経営が苦しいとか、忙しくて倒れそうだ、と深刻そうに言われても、
まわりは少しも明るくはならない。

まわりに多くの人が集まる人には、明るくて、軽(かろ)やかで、居心地のいい雰囲気がある。
たとえどんなに苦しくても、ニコニコとして、少しも苦労を見せない人だ。

松下幸之助翁を初めとして、多くの成功した人は、「自分は運がよかった」と言う。
病気で倒れたり、倒産の危機に瀕(ひん)したときでさえ、自分は「ツイていた」という。

いつも笑顔でいれば、笑顔になるようなことがやってくるという。
いつも深刻そうな顔をしていれば、深刻な出来事がもっとやってくる。
いつも「ツイている」「ラッキーだ」と言っている人には、ツイていること、ラッキーなことがやってくる。

「ラッキーに見える人間」

忙しさや苦労を微塵(みじん)も見せない、余裕のある人でありたい。



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