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2012.5.25

評論家になるよりも

セコム創業者、飯田亮氏の心に響く言葉より…

「行為する者にとって、行為せざる者は最も過酷な批判者である」という言葉があります。

評論家になってはいけません。
外野席からはプレイヤーの動きが客観的に見えるでしょう。
いくらでも評論はできます。
しかし、そのことと行為することとは別なのです。

人間は、どのように素晴らしい言説を吐いても、それを実践しなければ意味がありません。
人間は行為することに意義があり、行為こそがその人の価値であるといっても言いすぎではない。

「見る前に跳べ」という小説がありましたが、いろいろとむずかしく考えるよりも行動することです。
評論家になるよりも実践家になることです。

『むずかしく考えるな 楽しくやれ』日本実業出版社


行徳哲男師はこう語る。

現代人は考えすぎる。
しかし、考えて解決する問題など皆無である。
問題を解決するには行動するしかない。
考えることは行動にブレーキをかける。
考えるから行動しない。
行動渋滞が起きる。

これからは行動の時代だ。
勝利は行動した人間のものだ。
行動すれば証は鮮やかであり、生が強烈になる。
「言うこと能(あた)わず、行なうことも能わざる者を国賊と見做(な)す」と。
日本の危機も乗り越える唯一の方法は行動することにある。

作家の柴田錬三郎は、戦中、
台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡を輸送船で渡っているときに船が撃沈され、
死線をさまよう過酷(かこく)な経験をした。

あるとき、「なぜそのときのことを書かないのか」と横尾忠則に聞かれた柴田は
「よくおぼえてねえんだよ」と答えた。
「そんな馬鹿な。波間をさまよっているとき、いろいろ考えたでしょう?」と横尾が迫ると、
柴田はこう答えた。
「何も考えなかったよ。
考えたやつはみんな死んださ」と。

『感奮語録』致知出版社より


もし国が危機的状況になったときは、言うことも言わず、行動も起こさない、
そういう者を国賊と見做すと言う。

ただの傍観者も問題だが、それよりも、何も行動を起こさず、
ただ批判ばかりして足を引っ張るような評論家はもっとたちが悪い。

結果だけをみて批判することは誰でもできる。
ちょうどテレビでスポーツの試合を観戦している観客が、
監督の采配や選手のプレーに対して批判するのと同じだ。

批判ばかりしてる評論家になってはいけない。

「無我夢中」という言葉がある。
何かに熱中して、我を忘れることだが、無我夢中と行動は必ずセットになっている。

失敗を恐れない実践家でありたい。



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