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2012.5.19

「扉の国」と「障子の国」

小国綾子氏の心に響く言葉より…

アメリカで「申込み期限終了」とか「満員御礼」とかいわれても、あきらめちゃいけない。
強い熱意を持って体当たりしたら、たいていの扉は開かれる。
というか、むしろ「その熱意がうれしいよ」と大歓迎されちゃったりするから面白い。

「鉄人」の名で知られる元大リーガー、カル・リプケン選手らが主催する野球少年向けの合宿に、
息子を放り込んだことがある。
申し込もうとしたら、すでに満員。

日本なら当然あきらめるところだけど、「ここはアメリカ」と、少々押しの強いメールを出してみた。
曰く、「日本から来た息子にとって、野球はアメリカの入り口でした。
野球を通して友人を作り、英語を学びました。
だからこそ、全米から野球少年が集うこの合宿を、ぜひ経験させてやりたいのです」。

そしたらメールを送ってわずか1分後、「大歓迎ですっ!」と返事が来た。
あの〜、満員御礼、だったんじゃないんですか…?

思うに、アメリカは「扉の国」なのだ。
扉は力任せに体当たりすれば開く。

もちろんアメリカでも、根回しや気配りは意外と大事なんだけど、
一番大事なのは本人の熱意や姿勢を派手に見せること。

扉をバーンと開ける時の、その開けっぷりが派手なら派手なほど
周囲から尊敬されたり賞賛されたり面白がられたりする。

一方、日本は「障子(しょうじ)の国」だ。
体当たりしたって開くわけない。
力任せにぶつかれば、障子紙を破って顰蹙(ひんしゅく)を買うだけ。

障子はやはり、正座の姿勢でにじり寄り、周囲に気を配りつつ、
礼を尽くして、ツツツと静かに開けなきゃいけない。

時には、障子戸にあえて手をかけず、じっと正座して待つとか、
他人様にお願いして開けていただく、な〜んて方法が意外と効力を発揮したりもする。

ならば、これらを上手に使いわけられればいいんだろうけど、どうにも難しい。
アメリカの「扉」の前で何度正座して待ったことか!

3年かけてようやく扉への体当たりのコツをつかんだと思ったら、今度は日本に帰ったとき、
「障子」に頭から突っ込んじゃいそうで怖い。

でも、体当たりして、誤解されて、思い悩んで、バカな失敗を山ほど積み重ねて…
そうやって知っていくのがやっぱり、一番面白いんだな。

アメリカって国も、そして日本も。

『アメリカなう。』小学館


日本人の深層心理の中にある素晴らしい資質は、
弱者や敗者に対する思いやりや共感といった惻隠(そくいん)の情、すなわち察する文化だ。

先の東北大震災のときのような非常時になると、そのよき資質が現われる。
海外のメディアが驚嘆した「日本人らしさ」だ。

しかし、アメリカを筆頭に他国に行くと、この以心伝心が通じないことが多い。
言語も習慣も違う多民族国家の中では、自分を主張し、意見をはっきり言わないと何も通じないからだ。
相手が理解してくれるのを待っているだけでは、扉はピクリとも動かない。

子供の頃から、人前でプレゼンする訓練を受けてきたアメリカ。
時には、熱意や姿勢を派手に出すことも必要だ。



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