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2012.5.13

素直に頭を下げる

藤原東演住職の心に響く言葉より…

若いときは、頭を下げることがなかなかできないものだ。
人にこびへつらうようでいやだし、陰では悪口を言っているのに本人の前ではていねいに
お辞儀をする、おとなの慇懃(いんぎん)無礼な態度が鼻持ちならないと感じるからである。

確かに年をとると、相手にメリットがあるかどうかとか、優越感をもてるかどうかなどを計算して、
頭を下げる確度が微妙にかわるところがある。

あるとき友人と役所に行った。
ある課の職員がひどく横柄で、ふんぞりかえっているさまが大変不快であった。

帰り道、友人はよほど腹が立ったのか「まだ若いのに。あいつはあれでもう成長しないな」と予言した。
案の定、その職員は5年後に汚職で御用になった。

頭を素直に下げられなくなったら、自分の人間としての成長がそれこそ頭打ちになるということを、
この話は証明している。

禅宗の修行では、低頭(ていとう)といって、畳に額をつける作法を徹底的にしつけられる。
たとえば街を歩いていて他の修行道場の雲水に出会ったら、さっと頭を下げる。

そして相手より先に頭を上げたら、上げたほうが未熟なのだと言われたものだ。
だから、会ったら根性比べであった。

つまり、頭を下げることができるほうが、人として格が上なのだ。

『人生はゆっくり変えればいい!』成美文庫


人の気持は行動や動作に表れる。
自分の方が偉いと思っている人は、人に頭を下げない。

横柄で、ふんぞりかえっている輩は、我が強い。
「オレが、オレが」、という我の強い人は、自己中心的で、人のことは考えない。
だから、我を抑えるには「人を喜ばせ、感謝する」という、その真逆をやること。

人の幸せを考えれば、自然と頭が下がるようになる。
「実るほど頭(こうべ)を垂(た)れる稲穂(いなほ)かな」

誰にたいしても、素直に頭を下げることができる人でありたい。



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