2012.4.16 |
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赤い色はやる気の色
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内藤誼人氏の心に響く言葉より…
私たちに、やる気を与えてくれることで知られる「アドレナリン」というホルモンがある。
副腎から分泌され、体を興奮状態にし、心拍数を増やして血圧を上げ、
酸素を大量に吸い込めるように気管を広げる働きをするホルモンである。
体を活性化し、やる気を出すには、アドレナリンを分泌させればいいということになるが、
それには「赤いもの」を身につけることが効果的である。
赤い色を見ると、交感神経の働きが活性化し、エネルギッシュになれるからだ。
米国クレイトン大学のナンシー・ストーン博士が、128名の大学生に対して、
「航空会社の予約係になったつもりで、お客様からの予約をとってください」という作業を求めたことがある。
ただし、この作業をするにあたって、ストーン博士は、
壁から天井まで赤一色の部屋と、青一色の部屋を用意しておいた。
すると学生は、赤い色の部屋で作業するときの方が、青い色の部屋で同じ作業をするときよりも、
多くの予約をスピーディにさばけるようになったそうである。
“燃える闘魂”と呼ばれたアントニオ猪木さんといえば、
真っ赤なパンツをはいて試合に臨んでいた印象があるが、
赤い色は私たちの闘志をメラメラと燃え立たせる働きをするのである。
やる気とか闘志、活力のようなものが欠けている人は、ムリヤリにでもそれを引っぱり出さなければならない。
そのための道具が、「赤い色のもの」になるわけだ。
どうにもやる気が出ないときには、赤い色を探して、それをしばらく見つめるとよい。
カバンの中に真っ赤なハンカチやペンケースなどを入れておき、
疲れたときなどにはそれを手にとって眺めてみるのもいいだろう。
『継続は、だれも裏切らない』PHP
アメリカの政治家がこぞってしめていることで、有名になったのが、「パワータイ」。
赤い色のストライプ柄のネクタイのこと。
赤のネクタイをしめている人を見ると、エネルギッシュに見えるから不思議だ。
また、食欲をそそる色は赤といわれ、レストランなどではどこかに必ず使われている。
ゴルフのT・ウッズや石川遼は、ここぞというとき必ず赤のウエアーを身につける。
「どうも、元気がでない」と思ったときは、何か赤い色を身につけるか、用意しておくといい。
赤い色は、燃える色、やる気の色だ。 |
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