2012.4.14 |
|
だれにでもできる簡単なことで人に差をつける
|
|
河瀬和幸氏の心に響く言葉より…
イエローハット創業者の鍵山秀三郎さんに言われたことがあります。
「人は、何か特別なことをしなければ特別な人になれないと思い込んでいます。
そして、たえず特別なことを探し求めています。
何か特別なことがないか、そして特別なことをやって、人をアッといわせて、
特別な人間になろうと思っている人が随分多いのです。
ところが、世の中には特別なことというものはありませんから、ないものを探すくらい難しいことはないんですよ。
だれにでもできる簡単なことで人に差をつけることです」
自分だけの方法、特別な方法を見つけるのは、とても難しい。
しかし、真似をすることは、見本となる人さえいれば、だれにでもできることです。
私が、鍵山さんのトイレ掃除を真似したように…
形から入る、徹底的に真似をすることが、自分の能力を伸ばす最良のことなのです。
『人たらし道 免許皆伝』こう書房
我々は日頃、商売においても、この世にないような、
特別な商品、特別な企画、特別な技術を探すことに必死になる。
それをオリジナリティだと思ってしまう。
しかし、オリジナリティとは、普段あるものに少し手を加えたものか、あるもの同士を組み合わせて
できたもの、すなわち、「普遍性」と「普遍性」の組み合わせが、オリジナリティという「特殊性」になるのだ。
料理でいうなら、この世にある普通の材料の、異質な組み合わせから作られたものが、
オリジナリティあふれた料理となる。
この世にないような食材を捜し求めても、売れるメニューはできない。
「だれでもできる簡単なことで人に差をつける」ことは、多くの人はあまり考えない。
なぜならそれは、面倒で、手間がかかり、効率が悪く、時間がかかることだからだ。
いいことを真似ることは必要だ。
ただし、真似るだけでは、それはオリジナリティにならない。
それを何年も続けることにより、それは誰もが真似できない特別なこととなり、オリジナリティとなる。
いいと思ったことを、淡々と続けると、いつの日かそれが、「特別なこと」になる。
「だれでもできる簡単なことで人と差をつける」、という道を歩みたい。 |
|
|