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2012.4.8

手と足を使うこと

開高健氏の心に響く言葉より…

ずいぶん以前のことになりますが、某夜、石川淳氏と会って酒を飲んだとき、
バクチでもいいから手を使えと孔子が言ってるぞ、と聞かされたことがあります。

その夜の石川氏はよほどそれが気になっていたらしく、二度、三度、くり返してその戒言を呟きました。

これがその夜の私にはたいそうひびき、いまだに忘れられないでいます。
ヒトの心のたよりなさ、あぶなっかしさ、鬼火のようなとらえようのなさをよく見抜いた名言だと感じられたのです。

孔子が太古の異国の哲学者というよりは現代の最尖鋭の精神病理学者のように感じられたほどです。
現代人は頭ばかりで生きることをしいられ、自分からもそれを選び、それだけに執して暮らしていますが、
これでは発狂するしかありません。

手と足を忘れています。

分析はあるけれど綜合がない。
下降はいいけれど上昇がない。
影を見ているけれど本体を忘れている。

孔子のいうようにバクチでもいい。
台所仕事でもいい。
スポーツでもいい。
畑仕事でもいい。

手と足を思いだすことです。
それを使うことです。

落ち込んで落ち込んで自身が分解して何かの破片と化すか、泥になったか、
そんなふうに感じられたときには、部屋の中で寝てばかりいないで、立ちなさい。

立つことです。
部屋から出ることです。

何でもいい、手と足を使う仕事を見つけなさい。
とにかく、手と足を使う工夫を考えてみては?

『知的経験のすすめ』青春文庫


『書を捨てよ、町へ出よう』とは、寺山修司氏の言葉だ。

読書をするな、ということではない。
読書も必要だが、手と足も使え、ということだ。

頭ばかりを磨くなら、観念や妄想の世界に入り、現実とどんどんかけ離れる。
それは、あたかも、「酔生夢死(すいせいむし)」という、酒に酔って、夢を見ているような心地で、
ぼんやりと一生を送ることでもある。

1歩でも、1センチでも、前に進むには、手と足を使うこと。
実践者は、100の理屈より、1つの行動だ。



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