2012.4.4 |
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あきらめずに一歩を踏み出す人
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是久昌信氏の心に響く言葉より…
ある人が、神様と砂浜を歩く夢を見た。
後ろを振り向くと、2人分の足跡が残っていた。
しかし、人生を振り返ってあることに気づく。
自分の人生の中には、ひとり分の足跡しかないところがあるのだ。
それは、その人が人生でもっともつらく、悲しいときだった。
その人は神様に尋ねた。
「どうして、あのときは一緒に歩いてくれなかったのですか?」
神様は答えた。
「愛する我が子よ、私はあなたを見捨てたりはしない。
そのひとり分の足跡は、あなたを背負って歩いた私の足跡だよ」
この「神様の足跡のように人生を歩んだひとりの女性がいる。
彼女は夫と離婚し、実母が亡くなり、収入もなく、生まれたばかりの娘を抱えてどん底の生活を送っていた。
それは自殺まで考えるつらい時期だった。
暗くてせまいアパートに住み、国からの生活保護を受けながら娘の世話をし、
就職するために、勉強を続ける日々。
そんな彼女の心を支えていたのは、小説を書くことだった。
娘が眠っているわずかの間、近所の小さなカフェで夢中になって原稿を書いていた。
彼女は書き上げた原稿をある出版社に送ったが、返事はNO。
ほかの出版社にも送ったが、やはり返事はNO。
それでも、彼女はあきらめなかった。
そしてやっと、ひとつの出版社からOKをもらう。
彼女の本が、ついに出版されのだ。
題名は『ハリー・ポッターと賢者の石』
そう、彼女の名は、J・K・ローリング。
この本は出版業界の常識を打ちこわす、驚異的なベストセラーに。
200を超える国と地域で、67の言語に翻訳され、シリーズの総売上数、約4億5000万冊!
彼女の個人資産は約1000億円に。
エリザベス女王の個人資産を超えている。
『情熱思考』中経出版
不運なとき、どん底だと思ったとき、たとえすべてに見放されたと思うようなときでさえも、
あきらめず目の前のことに努力し続ければ、必ず潮目は変わってくる。
ここでやめようと思ったその一歩先に、宝物が埋まっているかもしれないのだ。
どんなに画期的な新商品でも、斬新なアイデアであろうが、提案された人はたいていそれを否定する。
なぜなら、成功を保証するより、否定しておいたほうが無難だからだ。
同行二人(どうぎょうににん)という言葉がある。
四国八十八箇所をめぐりるお遍路さんたちには、
いつでも弘法大師(空海)が一緒に歩いてくれる、という意味だ。
どんな苦難にあっても…
あきらめずに一歩を踏み出す人に、神様は微笑(ほほえ)んでくれる。 |
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