2012.3.3 |
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ユーモア顧問
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リック・シーゲル&ダレン・ラクロワ氏の心に響く言葉より…
ホワイトハウスには、大統領や副大統領にジョークを書く、ユーモア顧問がいる。
マーク・カッツだ。
2、3のジョークなら1ジョークにつき500ドル。
ユーモアに満ちた贅沢なスピーチだと7000ドルになる。
立派なアイデアにしろ、概念にしろ、法律にしろ、わかりやすくて、
観客に耳を傾けてもらえ、記憶に残るものでなければ、なんの役に立つだろう?
政治家にとってなにより大切なのは、「国民のひとり」であることだ。
そのためには、ユーモアが最適の道具になる。
ユーモアは人間を活かす術だ。
政治家だけでなく、一般の人間関係にも当てはまる。
お客との関係はもちろん、同僚や従業員との関係も含まれる。
だれでも面白くって、いわゆる“いいやつ”と付き合いたい。
なぜ“いいやつ”と思うのか?
たぶんその人たちには、面白いことを言ったり、快活に暮らしていると感じさせる雰囲気があるからだろう。
ユーモアのある人は好かれ、受け入れられ、信用される。
「重要なビジネスにそんなもの使えるか」と言う人にうかがいたい。
大統領職以上に重要な職務があるだろうか?
最近受け取ったクリスマスカードには、表紙に
「メリークリスマス…あなたと仕事するのは楽しすぎて…」
とあり、開くと、
「ときどき地獄にいることを忘れてしまいます」
と書いてあった。
『笑って金持ちになる方法』扶桑社
■ロナルド・W・レーガン第40代大統領のスピーチ。
「世界の紛争地帯のどこであれ、もし問題が起きたらすぐに起こすよう、側近に指示してある。
たとえ閣僚会議の最中であっても」
■ジョージ・H・W・ブッシュ第41代大統領がホワイトハウスを去ったときのスピーチ。
「私はもう大統領ではない。だからゴルフの試合でも、全部勝てるわけではないことがわかった」
■ジョージ・W・ブッシュ第43代大統領の母校、イェール大学でのスピーチ。
「私は、優等生、優秀な成績で卒業した諸君には“本当によくやりました”と言ってやりたい。
そして、成績が“C”しか取れなかった学生には“君たちも大統領になれる”と言ってやりたい。
《アメリカの大統領はなぜジョークを言うのか》大修館書店
ユーモアは人の心を和ませる。
切羽詰まったときでも、ユーモアがあるとトゲトゲした雰囲気が一瞬にして笑いに変わる。
ユーモアがある人は素敵だ。 |
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