2012.2.13 |
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マメな人ほど信頼される
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内藤誼人氏の心に響く言葉より…
人に好かれたいのであれば、まず何よりも相手に信頼されなければならない。
信頼されずに好意を得るのは、非常に難しいからだ。
ウエスト・バージニア大学のマイヤーズは、恋人のいる大学生226名に、
相手をどうして好きになったのかを尋ねてみたことがある。
すると、「信頼できそう」という答えが非常に多く見られたという。
では、どうすれば相手に信頼されるのかというと、そのひとつは“マメさ”だ。
自分からどんどん声をかけたり、メールを送ったりして、
相手とのコミュニケーションの相対量を増やすのである。
テキサス大学のジャーヴェンパーは、ネット上で
「新しいサービス業」のあり方を考えるという実験をしたことがあるが、
参加したメンバーの中で信頼された人たちが4週間の実験期間中に送ったメールは
平均166通だったのに対して、あまり信頼されなかった人たちが送ったメールは、平均で119通だったという。
単純に、やりとりの回数の多さによっても、相手から得られる信頼感は変わってくるのである。
したがって、信頼されたいと思う人は、とにかくマメに連絡をとることが必要だといえる。
ケネディは、マメにメディアを利用して、国民に自分の姿を見せることを欠かさなかった。
そうやって国民に向けてのメッセージを増やすことで、信頼を勝ち取ったのである。
ビジネスでも、恋愛でも、政治の世界でも、結局、人間関係のすべての局面において、
マメな人ほど信頼され、愛されるものなのだ。
『権力のつかみ方』大和書房
「マメである」のと、「しつこい」のは違う。
「しつこい人」は、自己中心的に考え、「マメな人」は相手の気持を考えて行動する。
「マメな人」の対極にあるのが、「無視する人」だ。
携帯に着信や伝言を残そうが、メールを送ろうが、まったく反応がないとしたら、
友だち関係をやめたがっている、と思われてもしかたがない。
また、会社の社長や上司からの連絡を何回も無視したら、それだけでクビになる覚悟をしなければならない。
連絡がとれなければ、信頼感はゼロとなる。
マメなことはビジネスでも、他の対人関係でも必要だ。
人に信頼され、好かれるために、マメな人でありたい。 |
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