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2012.2.1

日本一のパパ

福島正伸氏の心に響く言葉より…

木村(仮名)さんは、3店舗のラーメン店の経営をしていました。
もともと厨房で下働きをしていた木村さんにとって、自分の店を持つことは当初からの夢でした。
そして、念願かなって、一店舗目をオープンすることができました。

目新しさもあって、一時はそれなりの人気店になり、その勢いで続いて、
2店舗目、3店舗目をオープンさせました。

ところがその後、売上はいっこうに伸びず、それどころか次第に客数も減少していきました。
毎日、朝早くから仕込み、昼間は休みなく働き続け、スタッフが帰った後も深夜まで一人で片付け…。
我も忘れて、一生懸命に働いているにもかかわらず、
毎月150万前後の赤字を出し続ける状況にまで悪化してしまいました。

駅前でチラシを配ったり、お客様に割引チケットを配ったり、知人の家の壁にポスターを
貼ってもらったり、とにかくできることを見つけて、すこしでも売上を伸ばす努力を続けました。
しかし、どんなに努力しても、どんなに働いても、いっこうに店の状況がよくなる気配はありません。

次第に顔からは、笑顔が消え、いつも眉間にしわを寄せていました。
自信を無くし、生気もなくなっていきました。

木村さんが帰宅すると、妻の幸子さんと幼い子どもが寝ています。
その横で静かに着替えていると、目を覚ました幸子さんが、小さな声でいつも言います。

「今日も遅くまで、お疲れ様…」
「…まあな…」

そんなとき、木村さんは何と返事をしていいのかわからず、いつも力のない返事になってしまいます。
“妻に心の内を話したところで、どうにもならない。自分ひとりで解決するしかない”

もちろん、夫の苦しい状況は、妻の幸子さんもうすうす感じてはいたのですが、
“お疲れ様”と言う以外、伝える言葉がありませんでした。
幸子さんも、なかなか寝つけない日々を過ごしていたのです。
何もできない歯がゆさに苦しみながら。

そんなある日…
木村さんが、いつものように明け方になって家に帰ると、寝ている幸子さんの横で、子どもが起きていました。
何気なく、そっと抱き上げました。
そして、あやそうとすると、やっと片言で話しはじめたばかりの子どもが、自分に何かを伝えようとしています。

「…ぱぱ」

何を言っているのか、はじめはよくわかりませんでした。
「ん?」

「…んち、ぱぱ」

それでも、子どもは同じ言葉を何度も言っているようです。
「な〜に?…」

「…いちんちの…ぱぱ」

こちらの顔をじっと見て、必死に何かを伝えようとしています。

「何の、ぱぱ?」

そして、とうとう、子どもの言葉をはっきりと聞き取ることができました。

「にほんいちのぱぱ」

「!」
思わず、木村さんの目に涙があふれ、頬を伝って流れていきました。

「……………」
子どもを抱きながら、ただ泣きました。
それまで、必死に耐えていた心のたがが外れように、あふれてくる悔しさを我慢することができなくなりました。

“悔しい…なんと、自分は情けない人間なんだろう。
子どもの言葉に素直に、「そうだよ」と、うなずけない自分が…本当に悔しい。
日本一どころか、明日食べていけるかどうかもわからない。
この子は、それでも自分のことを、日本一と思っている…”

その日、木村さんは布団の中で目をつむっても涙が止まらす、とうとう一睡もできませんでした。

それから木村さんは一念発起し、よいと思ったことは、次々に行動に移していきました。
“どんな苦労をしてもかまわない、子供が誇りに思うような父親に、絶対なる!”
毎日、毎日、必死に研究を続け、その結果、次々と新しい料理を作ることに成功していきました。

実は、この話の陰には、妻、幸子さんの見えない支援があったのです。
仕事の面では何も手伝うことができない幸子さんは、心の中でいつも彼を励まし続けていました。
帰りの遅い父親がいない家の中で、毎日子どもに語りかけていたのです。

“あなたのパパは、日本一のパパよ”

『仕事が夢と感動であふれる5つの物語』きこ書房


たった一人でも、大切に思ってくれている誰かがいてくれるだけで人は頑張れる。
そして、時にはその一人のために、命さえかけることもできる。

「日本一のパパ」
もし、子どもにそういわれたら、どんな苦労も耐えられる。



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