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2012.1.29

裏道をとぼとぼと歩く

スズキ会長兼社長の鈴木修氏の心に響く言葉より…

スズキ会長兼社長の鈴木修は2007年12月5日、金沢工業大学が主催したシンポジュウムで
「人づくり、ものづくり」と題して講演し、大成功を収めたインド進出について語った。

よく「鈴木さんは先見の明があって素晴らしいですね」などと言われる。
冗談じゃない。
先見の明なんてどこにあるかって。
我々だって大手と同じように先進国に進出したかった。
しかし、先進国の中で小さなクルマをつくってほしいと言ってくれる国はどこにもなかった。

仕方ないから裏道をとぼとぼ歩いていたら、変なおじさんに出会った。
そして、「お前、何を悲しんでるんだ?」と聞かれたから、大手なら先進国に出られるのだが、
うちは小さなクルマしかないから、どこにも行くところがない。
だから、残念ながら軽自動車を中心につくっているんだと話した。

すると彼は「ワシのところに来ないか?」と言った。
まあ、だまされたと思ってつい行ってみるかと(考えた)。
ついて行った先がインドだった。
これが当社がインドに進出した理由だ。

しかし、インドに行ってみたら、電気は止まるわ、水道はないわ、
井戸を掘ったって浄化設備がないと水は使えない。
電話は通じないし、道路は未舗装のためデコボコの上、行き交う人より牛の方が多い。

こうした状況でさんざん苦労した。

それでも、一生懸命やった結果、現在がある。
別に先見の明があったわけではない。
行くところがなくて、仕方がないからインドに行ったのだ。

『仕事で一番大切にしたい31の言葉』大和書房


急成長が続くインド市場で乗用車の5割のシェアを握る最大手がスズキだ。
今や、インドはスズキの大黒柱だという。

インド政府の国民車構想には、スズキのアルトがフィットする(最適)と考えたインド政府の調査団が来日した。
浜松を訪れた調査団に、鈴木は腕まくりして、黒板に現地に建てる工場の図面を描き、熱っぽく説明した。
調査団は他のメーカーとも話し合ったが、社長や会長が顔を見せるのは最初の10分くらい。

「われわれと直接向かい合って、真剣に話を聞いてくれた社長はミスタースズキだけだった」。
これがインド進出の決め手となった。
“仕事で一番大切にしたい31の言葉”より

スズキが中小企業といえるかどうかは別にして、
中小企業は大手のやらない隙間(すきま)を狙(ねら)うしかない。
そして、その隙間の市場で一番をめざすことが、生き残るためには絶対と言ってもいいくらい必要なことだ。

仕事は、むこうから転がり込んできたものや、相手から頼まれたものを、
文句を言わずに全力をつくしてやり続けると、最初は利益がでなくても、後になって大きな柱になることは多い。

そんな仕事は、誰もがやりたがらない割りに合わない仕事がほとんどだ。
効率がよくて、すぐに商売になるような仕事は、たいてい大手が取っていく。

大事な決断の時、目端(めはし)が利(き)きすぎる人は、目の前の損得に惑わされ、案外チャンスを逃す。
最初は面倒で小さな仕事でも、計算せずに、淡々とそれを受け入れる人は、いつか必ず運にめぐまれる。

時には、運を天にまかせ、文句をいわずに、裏道をとぼとぼと歩くことも必要だ。



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