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2012.1.27

何を贈ったか

原尻淳一&小山龍介氏の心に響く言葉より…

アメリカのスターバックスが経営危機に陥ったときの話をご存知でしょうか。
株価は48%急落し、来店客数も減少しました。

そうした最悪の状況に陥っていた2008年、会長職に退いた創業者ハワード・シュルツが
CEOに復帰するのですが、そこから短期間のうちに、スターバックスの評価は急激に回復します。
その大きなきっかけとなったのが、1万人の店長を集めて実施したニューオリンズでのカンファレンスでした。

このカンファレンスは、なんと社会貢献運動からスタートします。
カトリーナによる台風被害の爪痕の残るニューオリンズにおいて、集まった店長たちによる
ボランティアは、延べ5万4000時間以上にのぼり、ペンキ塗り、景観の修復、運動場整備などの
プロジェクトに100万ドル以上が投資されました。

シュルツは、この経験がなければ業績改善できなかったと語っています。
その後、顧客満足度は上昇し、過去最高を記録したそうです。

ここでキーとなったのは、自分の能力を人のために使おうとすると、
さらに自分の能力が発揮されるという体験です。

ボランティアに参加した人たちは、地域のために時間を費やすと、
それだけ地域が豊かになるのを目の当たりにします。
そして同時にそのことは、自分自身をも豊かにしていることに気づくのです。

天賦の才能や直感は、天からの「贈与」です。
その自覚のある人は、なんとか返礼をしたいと思うのですが、天に対してお返しするわけにはいきません。
そのときに取れる行動といえば、別の第三者や、地域などの場に贈与するということです。

スターバックスは、ニューオリンズという場への贈与を通じて、店長たちにこのことを体験的に
気づかせ、その結果、自分たちにお店に戻ったあとでもそうした場への贈与を継続したのです。
その結果が、顧客満足度の向上につながり、
スターバックスの社会的な「居場所」を確保することにつながったのだといえるでしょう。

『アイデアハック!2.0』東洋経済新報社


スティーブ・ジョブスはこんなことを言っている。
「知ってると思いますが、私たちは自分たちの食べる食べ物のほとんどを作ってはいません。
私たちは他人の作った服を着て、他人のつくった言葉をしゃべり、他人が創造した数学を使っています。
何が言いたいかというと、私たちは常に何かを受け取っているということです。
そしてその人間の経験と知識の泉に何かをお返しができるようなものを作るのは、すばらしい気分です」

「人間の価値は何を成し遂げたかではなく、何を贈ったかによって考量される」(内田樹)
“アイデアハック!2.0”

自分一人で生きている人はいないし、自分一人で全てを成し遂げた人もいない。
誰でも常に、周りの誰かの助けを借り、何かを受け取りながら生きている。

健康も、読み書きできることも、仕事上身につけた才能も、全ては天からの贈り物(ギフト)。
人の価値は、まわりに何を贈り、どのように喜んでもらったかで決まる。



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